オニさんの次はカミさん 大江山あたりをぶらっと 2

鬼瓦公園をあとにして、次は元伊勢三社へおまいりしますよ。
オニさんの次はカミサンです。
実は、ウチの施設の利用者さんにこちら出身の方がいて、よく話を聞かせてくださるのですが、その中に出てくる【モトイセ】って言葉が気になって今回どうしても確かめたくて足を延ばしてみました。

調べてみると、三重の伊勢神宮があの場所にご鎮座される前は、「どこがえぇかな~」ゆうて、落ち着く場所を90年間さがしてはったそうです。
その候補地のひとつとしてココ福知山にもしばらく滞在し、住み心地を確かめてはったことから、【元伊勢】という名前が残っているのだそうです。
伊勢神宮と同様に、外宮にあたる"元伊勢外宮・豊受大神社"、内宮にあたる"元伊勢内宮・皇大神社"、そして"天岩戸神社"のこの3つを総して、元伊勢三社と言い伝えられているそうです。
e0008223_14375401.jpg
ウチの90歳になる利用者さんは、「子供のころに巫女さんの衣装を着せてもらってよぉ舞いよった」というハナシが得意で、興が乗るとそのハナシばかりをリピートするんですが、誰もが「それなんべんも聞いたで」とは言わず、「ふぅ~ん」ゆうてやさしく耳を傾けてます。
e0008223_14380104.jpg
e0008223_14380883.jpg
その"よぉ舞いよった"んは、ココかぁ~ と、90歳の利用者さんの子供の頃の巫女さん姿を想像しながら、(いや、かなり想像が難しいけど)観光客もまばらな境内に立っておりました。
e0008223_14381426.jpg
お伊勢さんも山ん中より、やっぱり海の幸抱負な三重のがよかったんでしょうか?福知山のオニ伝説とカミさんが隣り合わせていることにしっくりけーへんかったのかもしれません。
e0008223_14382471.jpg
e0008223_14383636.jpg
伊勢神宮と同じで、外宮→内宮へとお参りし、カミさんのパワーをたっぷりいただいたあと、天岩戸神社へ。
山道から渓谷への急な下り坂をソロリソロリと下りていくと、地元のおっちゃんらしき二人から「足元危ないから気ぃつけや。自信なかったらやめときや。せやないと大けがするでー」という声援を受け、案内板に従って川沿いに歩いていくと目の前に現れたのが、岩肌にはりつくように建っている拝殿。
そして拝殿へお参りするための一本の鎖が岩肌に垂れており…。
e0008223_14384478.jpg
おぉ!鎖場やないですかっ!

ちらほら見える観光客は、鎖場アタックをためらってか拝殿を下から仰ぎ見つつ手を合わせてはります。
ここは行かなあかんでしょー。ここまで来てんから行かなあかんでしょー!
ギャラリーの熱い視線を背中に感じながら、鎖をつたって岩をのぼり拝殿へ。
カミさんに近づこう思もたら鎖であがってきなさい、そうやすやすとパワーは授けませんでー ってことではないのでしょうか?
e0008223_14385166.jpg
元伊勢三社はどこも由緒を感じさせる佇まいで、たしかにカミさんがいてはるような雰囲気を醸しておりました。観光客がひきもきらない賑々しい神社仏閣もいいけれど、元伊勢三社のような静かな場所でゆっくりとカミさんにお参りするのもいいもんです。

後日、利用者さんに元伊勢三社にお参りしてきた話をすると、「なんでウチに寄ってくれへんのー」って言われました。そして、案の定「子供の頃、巫女さんのかっこさせられて…」の話をしばらく拝聴しました。この利用者さんも元伊勢さんに守られてご長寿でお達者なんかなー って思ったりしながら…。


[PR]

# by ke-ko63 | 2017-10-14 14:50 | Trackback | Comments(0)  

好物は鬼瓦ッス  大江山あたりをぶらっと 1

お寺のお堂の瓦なんかにときどき見つける鬼瓦が好きです。
お寺の由緒やらご利益よりも鬼瓦に興味があるんです。
ふと見上げた屋根瓦に、思いがけずオニを見つけたときの喜び。ヒャホー てなもんです。
そんな鬼瓦がぎょーさんあると聞き、京都の山ん中、福知山市へ。
e0008223_00044141.jpg
源頼光が渡辺綱や坂田公時らを従えて、オニをやっつけに行った、あの大江山の酒呑童子です。
まずは、大江駅。駅前は鬼瓦公園として開放されとります。
うっわーっ、いてはるいてはるめっちゃぎょーさんいてはるやん!
e0008223_00050616.jpg
瓦職人の中でも特に鬼瓦を作る職人を『鬼師』と呼ぶそうで、全国の鬼師制作による鬼瓦が大集合してはりますやん。
ひとつひとつがハンドメイドなため、さまざまな造形のオニさんたちが整列してるんですよ大江駅前に!
e0008223_00042578.jpg
鬼瓦好きが泣いて喜ぶロケーション。ザ・鬼瓦公園!
しかし、駅前寂れすぎでオニさんの表情もなんだか物悲しくみえてきます。鬼の目にも涙。
駅と観光案内所が一緒になっていて、改札の向こうにはテレビでもちょいちょい見かける観光列車の丹後くろまつ号が停車しておりました。
e0008223_00045589.jpg
駅の2Fに、これまた鬼瓦がマジか!てなくらい間近で見られる鬼瓦展示があって、いつも屋根の上のを下から仰ぐことしかできない鬼瓦をガン見できます。
e0008223_00124934.jpg
まずはオーソドックスなオニさんから…
e0008223_00123342.jpg
お鼻のカタチがキュート。あごひげ?もポップな感じにできあがっとります。ちょっとびっくりしてはるんかな?このオニさんは。
e0008223_00130584.jpg
シャクレオニ。ちょっと気に入ってますよ。このオニさん…。

さてさて、まだまだオニを探していきますよ~


[PR]

# by ke-ko63 | 2017-10-03 00:20 | こわいもん | Trackback | Comments(2)  

おわら風の盆へ 2

e0008223_22402350.jpg
e0008223_22403884.jpg
八尾の駅を下り、日が落ちると通りのぼんぼりがいい感じに灯ります。
広場や神社の境内、お寺の本堂で輪踊りを見物します。
e0008223_22410081.jpg
e0008223_22302215.jpg
胡弓と三味線の伴奏に、おわらの切ない節回し…。えぇ声で高音も伸びやかに歌い上げます。そのおわら節に合わせたゆったりとした踊り。
男踊りと女踊り、どちらも編笠を深くかぶって表情が見えないのに、妙に艶めかしい振り付けにうっとりと見とれる観衆たち。
e0008223_22321066.jpg
e0008223_22313093.jpg
八尾は小さな町だけれども、おわら風の盆開催期間の3日間に全国から20万人を超える観光客が訪れるそうです。
e0008223_22303600.jpg
e0008223_22443520.jpg
八尾は坂の町です。各町ごとに伴奏と歌い手と踊り子の編成をおっかけるように、ギャラリーとともに坂道を下りながら歌い手の上手を批評したり、女踊りと男踊りのペアの決めポーズで拍手がおこったりと観客も十分に参加して楽しめます。
e0008223_22445146.jpg
徳島の阿波踊りとは違い、しっとりと情緒たっぷりのおわら風の盆。
また時間をつくってぜひ訪れたいおまつりです。


[PR]

# by ke-ko63 | 2017-09-06 22:47 | ステキなもん | Trackback | Comments(2)  

おわら風の盆へ

もう何年も前から「行ってみたい」と思っていました。

おわら風の盆。

9/1から3日間、越中八尾はおわらで盛り上がるのだそうです。ゆったりとした踊りと切なく響く胡弓と三味線の音色にのせて、越中おわら節の哀愁漂う節回し…。
三連休をもらって、行ってきました。

月影ベイベ も大人買いして読みました。
おわら風の盆恋歌 も通勤のバスで読みました。

やっとやっと行けることになりました。ヤッター!

秋の訪れを告げる おわら風の盆

がっ!
富山駅から会場の八尾までの移動にJRを選択しましたが、侮っておりました。
田舎のローカル線なのに、乗車するのに整理券がいるとのこと。
e0008223_23335339.jpg
さらには、乗車する時間の30分前に集合し整列させられ、おっとろしくレトロな電車に乗車させられました。
e0008223_23342399.jpg
乗客を見わたすに、概ね60代以上。
しかし、みなさん表情が高揚してらっしゃる。
e0008223_23341030.jpg
だって、一年に3日間だけのおわら風の盆なんだもの…。
ウキウキとはまた違う、ソワソワ?ワクワク?
あらゆるそんなキモチをひっさげて現地に乗り込みます。


[PR]

# by ke-ko63 | 2017-09-03 23:36 | ステキなもん | Trackback | Comments(0)  

お盆に地獄を見る

お盆に突入した日曜日。奈良国立博物館で地獄と極楽を目のあたりにできると知り、出かけてきました。
恵心僧都源真ってぼーさんが1000年前に書いた往生要集という本を、市井の民にわかりやすく伝えるために描かれた地獄と極楽の絵図を見るのが目的です。
e0008223_22042707.jpg
棘だらけの木の上にいる美女を体をずたずたに切り裂かれながらも追い求める地獄やら、焼けた石を飲まされる地獄、にわとりに似たごっつい鳥にこれでもかーてなくらいに踏んづけられ続ける地獄などなど、ようこんなん思いつくなぁと感心してしまうくらいの地獄のオンパレードを堪能しました。

うそついたり、人を騙したり、裏切ったりするとこんな目に遭うんやでー というのを見せられた昔の人は、オノレの行状にハッと気付き改心したのでしょうか?

ヨメの悪口ばっかりゆーてると落ちる地獄とか、他の事業所に鞍替えすると落ちる地獄とか、入浴拒否ばっかりしてると落ちる地獄とか、もう半世紀以上前のお姑さんのイビリを未だに恨んでグチってばかりいると落ちる地獄とか、そういう地獄もあるらしいよって、うちの利用者さんたちにも教えたらなあかんなぁと思いつつ、いやそれよりも、ちっとも働かず楽な仕事しかしない同僚を地獄に落としてやらねば!と決意も新たに博物館を後にしました。

てなこと考えてるヤツが落ちる地獄もあったりしたらコワイけど…。
e0008223_22044528.jpg

[PR]

# by ke-ko63 | 2017-08-18 22:06 | こわいもん | Trackback | Comments(4)