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おばちゃんもすなる土佐日記 vol.2 -第4回遍路行-

夕べホテルにチェックインする際に、「ほんのモーニング程度なんですが朝食サービスさせていただいてますので、食堂へどうぞ」と言われていたので、身支度整えてイソイソと食堂へ下りていく。
この高知龍馬ホテルが、できて間もない頃に偶然宿泊した。そのときのサービスが今も続いているのににんまりして、この宿を前泊の宿にしたのだ。

数年前の朝食に出された"キャベツと玉子の炒め物"。いたってシンプルな一品なのだけれど、これが絶妙においしくて、大阪へ帰ってからもしばらくは自分で作って食べるくらいのお気に入りだった。朝食サービスを実施している宿は他にもあったが、恥ずかしながら"キャベツと玉子の炒め物"食べたさに、この宿に決めたのがホントのところ。
今回また、"キャベツと玉子の炒め物"に再会できるかと思えばこそ、ゆうべの、かつおのたたきを外で食べて宿へ帰ってきた客とエレベータに乗り合わせても、にんにく臭を辛抱できたのだ。

食堂へ入り、トレイを持って行列の最後尾に並ぶ。ワクワク・・・。「"キャベツと玉子の・・・"待っててやー!」と叫びそうになるのをどうにかこらえ、セルフ式で一品ずつ取っていく。
ありゃ?以前あった和食と洋食どっちもOKシステムが、和食オンリーになってるやん。

用意されているメニューをすべてトレイに並べ、空いてるテーブルに着き、メニューを確認する。
ごはんと味噌汁、こんにゃくとごぼうのキンピラに、味付ゆで卵、そしてお漬物。無料のサービにしては、贅沢すぎる朝食だ。フロントの方がおっしゃった「ほんのモーニング程度の…」は、ずいぶん謙遜されていると思う。
が、どこを探しても、再会を心待ちにした"キャベツと玉子の・・・"がない!あぁ・・・。

数年前の、ココで頂いた"キャベツと玉子の・・・"の味の記憶を反芻しながら、キンピラを食べ、味噌汁をすする。
こうなると、ゆうべのニンニク臭軍団にムショーに腹が立ってくる。あの辛抱がムダやがな・・・。
が、しかし、おへんろ初日にして十善戒を破ってちゃー先が思いやられる。心を入れかえ(いや、ちょっとムリ)、出された朝食をありがたく(泣きながら)平らげて、コーヒーまで(しょっぱいなみだ味)ごちそうになったあと部屋へ戻って荷物をまとめてチェックアウトした。

高知駅8:30発のごめんなはり線に乗車し、前回打ち止めの唐浜を目指す。
ワタシの煩悩の80%は食欲で占められているのを反省しながら…。

by ke-ko63 | 2009-09-30 14:21 | お遍路に行きたい | Comments(2)  

Commented by takadaデス at 2009-09-30 16:41 x
ハハッ!

見つけた、見つけた☆

ってか“キャベツとタマゴ・・”そないにかぁ?
そこにベーコンとか入ってたら朝食メニュー!って
カンジがするけどな☆

ってかニンニクの匂いだけで、勝手に想像して
歯軋りって・・・(笑)

歯軋りするんは、ネギ刻んでる時だけに
しときなはれ(笑)
Commented by ke-ko63 at 2009-09-30 22:01
>takadaデスさん
どーもです。
キャベツと玉子の…は、ほんとにおいしかったのでするよ。
あぁ、でももう頂けないんだなぁと思うと、悲しみがこみ上げてきます。
ネギきざむ時に歯ぎしりしてるんではなくて、奥歯を噛みしめてるの。ネギに限らず、余計な力が入るのです、なぜか奥歯に…
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