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おばすな土佐日記 vol.45 -第4回遍路行-

ミミズもカエルもみなごめん~ って、昔ゆーてた人あれ誰やったっけかなぁ?なんて喉もと過ぎればで、さらに歩いていると、またもや高速道路建設中の看板。
そして、この高速道路を建設するために昔からあるそえみみずへんろ道が分断され、しばらくは通行止めになっていたそうだ。
が、最近、地元の方々の尽力で歴史的価値のあるそえみみずへんろ道(龍馬もココを歩いて脱藩したとかしないとか)を復元されたのだそうだ。

しかし、高速道路建設により山を削ったため人工的な石段が分断された部分をつないでいる。景観を損なわないようということからか、丸太の石段風になってはいるもののキレイに舗装された昇りの石段が延々と延々と続く。

へんろころがしという急坂は、これまでの道でいくつかあったけれどもココのはへんろ泣かせだ。もうさっきから号泣。泣きっぱなしだ。(T-T )( T-T)

あまりの昇り続きに途中に休憩するための東屋が作ってあるほどだ。ハヒー。
が、心地いい風に吹かれながら建設中の高速道路をはるか下方に見下ろすと、なんだかちょいとえぇ気分になり、腰に手を当て、仁王立ちで「皆の者、しっかりやれぃ。」とかつぶやいてみたり・・・。

おばすな土佐日記 vol.45 -第4回遍路行-_e0008223_22291854.jpg石段が終わると、また昔ながらの自然のへんろ道になる。下草がボーボーに生えまくっていて、足元の石もゴロゴロ。そんな道から、緩やかな下りの道となり国道へ出た。道路の向こうへ渡ろうと行き交う車の流れを見ていると、ふと、そこにあの、これまで何度となくお見かけした青い目の尼僧のへんろさんが、草むらにへたりこんで、餅?かなにかかなり引きのあるものを一心に食ってるのを見た。

ワタシは、ドライブイン七子茶屋に入り、お腹はそう空いていなかったものの、とにかく座りたかったので、ざるそばを頼んだ。
お店は、ドライバーさん達の休憩ポイントらしく、そんな感じの人がパラパラと入ってくる。入口近くに座っていた汗だくでクタクタのへんろ装束に一瞥をくれて、思い思いの席に座る。

お店を出るとき、「ここから先は平たんな道だからね、がんばってね。」と見送ってくださった。ありがとー。

今日の打ち止め岩本寺は、まだまだ遠い。

by ke-ko63 | 2009-12-09 22:34 | お遍路に行きたい | Comments(4)  

Commented by 阿波のへんろ at 2009-12-10 23:10 x
落ち葉が敷き詰められたような土の匂いがする遍路道
足に優しいですね。
そんな遍路道だったのでしょうね。

お蕎麦が食べたくなりました。
Commented by mikeblog at 2009-12-11 10:53
>これまで何度となくお見かけした青い目の尼僧のへんろさんが、草むらにへたりこんで、餅?かなにかかなり引きのあるものを一心に食ってるのを見た。
あはははー、これはいいです。はりさん表現がなんともお上手でー。安達ヶ原の山姥が欧米化して何かを貪り食ってるのを連想しました。
Commented by ke-ko63 at 2009-12-11 20:08
>阿波のへんろさん
やさしかったり、厳しかったりしました、へんろ道。
阿波のへんろさんは、どこまで歩かれました?もう、追い抜かれちゃったかなぁ…
Commented by ke-ko63 at 2009-12-11 20:09
>ミケさん
それがね、この尼さん。とってもキレイなブルーアイで、スレンダーでモデルさんみたいなの。かっこいいなぁーって、見かけるたびに思ってました。モチ食ってる姿も絵になるんだなー
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