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おばすな土佐日記09→10 年またぎ遍路行 vol.24

おばすな土佐日記09→10 年またぎ遍路行 vol.24_e0008223_2116100.jpg宿の前まで戻ったところで、そうそうせっかくだから・・・とすぐ前の”万次郎足湯”へ。宿を出たときは、入り口付近にたくさん人がいたけれど今は誰もいない。

「おぉ!貸切っ!」と、イソイソと中へ・・・。

ずいぶん立派な施設だ。
8:00~19:00までオープンしている。


おばすな土佐日記09→10 年またぎ遍路行 vol.24_e0008223_2114356.jpg階段状になっている足湯からは、目の前に広がる雄大な太平洋を眺めることができる。すぐそこには、名勝白山洞門が手に取るように見える。
ロケーションはまさにココロとカラダをほっこりさせる足湯だ。なのに利用は無料!なんてステキ♪

冬へんろ 泣いて喜ぶ 足湯かな

イマイチな句をひねりながら、ウキウキと靴下を脱ぎ太平洋独り占めなスペシャルシートを探して足湯にちゃぽーん。
ちょいと熱いかな?と思った湯加減も、しばらくすると、ちょうどえぇかげんに。

一日酷使したわがアンヨちゃんを「今日もいちんちありがとねー。がんばって歩いてくれてありがとねー」と労いながら、ぼんやり過ごす。
(あ~。今、まさに今!ビール飲みたいなー。ここに持ってるんやけどなー・・・)と行儀の悪いことを考えていると、「あーっ!ここにいたんですかー」と背後から声をかけられた。

振り返ると、さっき宿の手前で別れた親子へんろさんだった。
「わーっ、いらっしゃいいらっしゃい。さ、ドーゾドーゾ・・・」と、まるで"ようこそわが足湯へ”みたいな調子で挨拶する。


おばすな土佐日記09→10 年またぎ遍路行 vol.24_e0008223_212755.jpg雪がふりしきる寒そうな太平洋を眺めているワタシの隣で、自宅にいるおとーちゃんにケータイで現地リポートしている息子さんは、「かーさんにかわります」と、隣のかーちゃんにケータイを渡している。

いい親子さんやなぁ・・・

「今夜の除夜の鐘どうします?」と聞かれてハッと目が覚めた。一瞬だったけれどうたたねしていたワタシ。くつろぐにもほどがある。

金剛福寺の除夜の鐘は、誰でも撞くことができるそうで夜店もたくさんでてにぎやかなのだそうだ。
彼は、除夜の鐘なんてついたりしたら感激して泣いてしまうかも・・・なんて言っている。ワハハ。たいそーな。(o^∇^o)

それはそーと、明日の初日の出はどうするの?

ワタシは、今年の初日の出を室戸からみえるだるま朝日に期待していたけれど、残念ながら重たい雲にはばまれて叶わなかった。なので、四国最南端の足摺岬で2010年の初日の出を拝むことに、ナミナミならぬ期待を持って乗り込んできたのだ。

「えっ?初日の出みえるんスか?」と素っ頓狂な声をあげた彼に、「せやでー。四国最南端からみる初日の出やでー。ココロ洗われること間違いないでー」と煽ると、「ぼ、ボク、初日の出見たら泣いてしまうかも・・・」と彼。

除夜の鐘ついて、泣き、初日の出を見て、さらに泣く。号泣の年越しやねぇ・・・と、いじわるくツッコむと「ボク、初日の出見ます!うわー考えただけでワクワクしてきたー」と、彼。

「んじゃ、またのちほど~」と、さわやかに足湯を去っていった親子へんろさん。
除夜の鐘と初日の出で泣きじゃくる彼を想像しながら、もうしばらく足湯でほっこりしたあと、宿に戻った。

by ke-ko63 | 2010-02-01 12:08 | お遍路に行きたい | Comments(2)  

Commented by mikeblog at 2010-02-02 15:13
大晦日に野菜なんか煮ていたときにはりQさんは足湯に入っていたんだねー、と感慨に耽るミケ。
どこを見ても雪はないなぁ。こっちだって昨日まではカラカラだったのに今日はどんよりでまだ雪が少し残っています。また今夜降るかな?という空模様です。 
Commented by ke-ko63 at 2010-02-02 22:46
>ミケさん
ここの足湯は、写真ではわかりにくいけれど大人一人が寝そべって入れるくらいの足湯です。
よい子はまねをしないでね
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