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堺ぶらぶら -南宗寺1-

堺ぶらぶら -南宗寺1-_e0008223_23899.jpg11烈士と蘇鉄の話を聞いたあと、南宗寺へ向かう。
再訪した折のガイドのおっちゃんには、「車で来た?堺は電車で来てほしいなー。ほんで、自転車であちこち回ってほしいなー。昔の佇まいを残す町並みを見てほしいねん・・・」と、クルマでやってきたことにやんわりとダメ出しされた。
(そうだった、堺は日本の自転車生産量の30%のシェアを誇っておりましたな。すいません。今度来るときゃチャリーで走り回ります。)
※第一義ってなんだろ?


妙国寺からクルマで10分足らずで次の"南宗寺"に到着。
境内に足を踏み入れ、右手に甘露門(国指定重要文化財!)を眺めながら先へ進む。ずいぶん歩いてやっと拝観受付の窓口に到着し、おじさんに拝観料を払って中へ・・・。「どっかにガイドさんおるからよかったら・・・」とおじさんに教えてもらう。(どっかって・・・ハハハ)
堺ぶらぶら -南宗寺1-_e0008223_2393014.jpg見学順路の矢印に従って歩くうち、前方に若い女の子ふたり相手にガイドしてる件のおっちゃんを発見。手元のパンフレットによると古田織部作の枯山水庭園だ。ここでガイドチームに途中参戦する。


ここ南宗寺は、臨済宗大徳寺派の寺院で三好氏の菩提寺。三度の兵火に遭いながらも未だにこれだけのスケールを誇るのには、なにかワケがあるんじゃなかろーか?という疑問を胸にガイドのおっちゃんの話に聞き入る。
この広大な敷地のメンテナンスを5人のお坊さんで賄っておられるのだそうだ。
この日も、生い茂ってジャングルみたいになっている木々を電ノコでギュインギュインやっておられた。
堺ぶらぶら -南宗寺1-_e0008223_2391010.jpg禅寺における健康ドリンクとして登場した”お茶”を極めるため、千利休やその師匠である武野紹鴎がここで修行をしたという、茶道に縁の深いお寺には、三好一族の墓のほかに武野紹鴎の供養塔や千家一族(裏も表もね。)の供養塔もある。

堺ぶらぶら -南宗寺1-_e0008223_2310229.jpg「"紹鴎の時代には立ったまま出入りできた茶室を、かがみこんで丸腰でないと入れないような、いわゆる”にじり口”にしたのは利休であり、茶室に入れば主人と客、そこには身分などないというのが利休の思いでした・・・」と、実相庵茶室を解説するガイドさんの話に「ほーほー」と頷く観光客チーム。
侘び寂びなどといった風流には、とんと疎い暮らしをしていても、利休が堺の人やったということがちょっこし誇らしく感じたり…。そ、茶道発祥は大阪の堺なんですよー!ってね。

by ke-ko63 | 2010-07-06 23:15 | すごいもん | Comments(2)  

Commented by mikeblog at 2010-07-07 00:35
夏はお寺巡りは涼しげでいいなぁ、なんて思ってる私ですが、TVを見ていたら「工場萌え」といって工場を見て歩くツアーもあって、写真集なんかもあるらしいー。萌え~というのは例の「ご主人様おかえりなさいませ。」だけではないようですね。前は「マニア」と言っていたのが「萌え~」になったらしい。もっと進んで燃えるところまで行ったら「〇〇狂」かな?歴史萌え、畑萌え・・・。
Commented by ke-ko63 at 2010-07-08 23:07
>最近の萌えブーム。とりあえず萌えとけ。みたいなね。
工場地帯の、それも規模がデカければデカいほど萌えこそしないけど夕暮れに溶け込むようなあの雰囲気は趣がありますよ。
そう。ここ堺にも、堺泉北臨海工業地帯という、テストにかなりな確率で登場する工業地帯がありんす。
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