堺ぶらぶら -南宗寺3-
ガイドのおっちゃんを先頭に、つづいて仏殿へ。
一歩足を踏み入れると、仏殿の中はひんやりとしていて気持ちがいい。
真ん中にホトケさん(?)がおっちんしている台座があり、「チベットがんばれ!」的なメッセージの垂れ幕が下がっていた(テキトーですいません。)
チベット?ん?ガンダーラ?その程度の発想しかないオノレの貧困な知識でもって、中央におわしますホトケさん(?)のお顔を拝見すると、なんとなくガンダーラな風情が漂うような・・・。
チベットといえば、『河口慧海』だ。堺出身で仏教に心酔し仏門に入り、明治32年に単身チベットへ入り数々の経典などを持ち帰ったという堺が誇る偉人だ。
堺の樽職人の倅が、どれほどの困難を乗り越えてチベットに渡ったのか、そしてヒマラヤを越えたのかをぼんやり想像していると、ガイドのおっちゃんの「さっ、天井をみあげてください。ほらっ」という号令がかかった。
仏殿の外から見ると2階建てのように見えるのに、内部は天井の高い1階建て。その天井一面にみごとな龍が躍っていた。ここで見学者一同「おぉーーーっ!」と感嘆する。
御用絵師として隆盛を誇った狩野信政の筆による、『八方睨みの龍』は、どこから見てもこちらを睨んでいるように見えることからそう呼ばれるのだそうだ。
うたぐりぶかい見学者チームは、龍を見上げたまま仏殿の中をぐるぐるまわってみるが、たしかにどの位置からも龍と目が合う。
「どの位置からも龍と目があうけれど、角度によっては龍の表情がやわらかく見えるところがあり、その方角が人によって違い、その人にとっての恵方となります。さぁ、自分の恵方を探してください」
ガイドのおっちゃんのナイス話術に、すっかりはまってしまった見学者一行は、天井を見上げたままぐるぐるぐるぐる回ってオノレの恵方をみつけては、はしゃぐ。
「さぁ、次行きますよ。今度はいよいよ家康の墓がここにあった証明をしますよ」
「ハーイ」見学者ご一行様は、もうすっかりガイドのおっちゃんの言いなりである。
一歩足を踏み入れると、仏殿の中はひんやりとしていて気持ちがいい。
真ん中にホトケさん(?)がおっちんしている台座があり、「チベットがんばれ!」的なメッセージの垂れ幕が下がっていた(テキトーですいません。)
チベット?ん?ガンダーラ?その程度の発想しかないオノレの貧困な知識でもって、中央におわしますホトケさん(?)のお顔を拝見すると、なんとなくガンダーラな風情が漂うような・・・。
チベットといえば、『河口慧海』だ。堺出身で仏教に心酔し仏門に入り、明治32年に単身チベットへ入り数々の経典などを持ち帰ったという堺が誇る偉人だ。
堺の樽職人の倅が、どれほどの困難を乗り越えてチベットに渡ったのか、そしてヒマラヤを越えたのかをぼんやり想像していると、ガイドのおっちゃんの「さっ、天井をみあげてください。ほらっ」という号令がかかった。
御用絵師として隆盛を誇った狩野信政の筆による、『八方睨みの龍』は、どこから見てもこちらを睨んでいるように見えることからそう呼ばれるのだそうだ。
うたぐりぶかい見学者チームは、龍を見上げたまま仏殿の中をぐるぐるまわってみるが、たしかにどの位置からも龍と目が合う。
「どの位置からも龍と目があうけれど、角度によっては龍の表情がやわらかく見えるところがあり、その方角が人によって違い、その人にとっての恵方となります。さぁ、自分の恵方を探してください」
ガイドのおっちゃんのナイス話術に、すっかりはまってしまった見学者一行は、天井を見上げたままぐるぐるぐるぐる回ってオノレの恵方をみつけては、はしゃぐ。
「さぁ、次行きますよ。今度はいよいよ家康の墓がここにあった証明をしますよ」
「ハーイ」見学者ご一行様は、もうすっかりガイドのおっちゃんの言いなりである。
by ke-ko63 | 2010-07-14 22:59 | すごいもん | Comments(2)