坂の上の・・・ウキウキ初GW遍路行 16
大宝寺参道を半ば駆け足で歩いていると、横手から呼び止められた。長野さんだ。
茶店でまったりと饅頭をほおばってらっしゃる。
いや、だから、そんなだと間に合わんって、おくま饅頭のマダムが…と焦るワタシに「大丈夫、大丈夫、ほら、あなたもここにきてお昼代わりにこの饅頭食べたら?おいしいよー」と、どこまでもマイペースなのだ。
「この人にも同じものを…」と、オーダーされ、「いや、だからあのぅ…」と焦りながらもお皿にのった"やいと饅頭"なるものを頂くことになる。
おくま→おこう→やいと。
やはりここいらは、饅頭銀座に違いない。
子供の頃、親戚のおばちゃんに「ゆうこと聞かなんだら、やいとすえるよー」と脅されたものだ。でも、こんなでっかいやいとだと子供はきっとなんでも言う事を聞くだろう。
ヨモギを混ぜた粉で蒸した饅頭の中には、あずきのつぶ餡がぎっしり入っており、それでいて控えめな甘さ。ひとつのサイズがまぁまぁ大きい。食べ残すと、お店の人に"やいと"すえられたりするんだろーか?怖いから一生懸命に頬張って3つ食べた。
じゃ、行きますか。
と、やっと長野さんが腰を上げてくれる。お店のおばちゃんが「無事に帰れますように」「お金が還りますように」とカエルのお守りをお接待してくださった。ありがとうございます。
44番大宝寺。
お寺は88ヶ寺あるから、ちょうどここが半分だ。やっと半分。いや、もう半分。ううん、まだまだ半分。とにかくお寺の数でいくと半分までやってきたことになる。
でっかいワラジが山門に奉納されていた。編むのもたいへんだったろうねぇ…。
そして、そびえる石段を昇って本堂と大師堂にお参りしたあと、御朱印をいただきに納経所へ。
40代くらい?の女性と、おばあさんのおふたりで分業しておられるようで、先ずおばあさんがハンコを押す→40代くらいの女性にパスして(おばあさんは両手で手渡しされていたが、40代位の人は片手で受け取っていた)、墨書されるといった作業の流れのようだった。
ちょうど昼時ということもあって、お二人はお昼ごはんをどうするかというようなことを話しながら作業されていて┐(´д`)┌、おばあさんが40年配の女性にどういう事情があるのかしらないけれどとても気を遣っておられた。40年配の方はとてもつっけんどんな返事をして、おばあさんがオロオロしているのが痛々しかった。(そんな方に御朱印頂くのって…ねぇ。(;´∀`)
なにか虫の居所が悪いのか、終始不機嫌なご様子で、そして、ワタシの番になり、墨書した納経帳をこちら側へ(少し距離があるとはいえ、ワタシは腕を伸ばして両手でお願いしますと出したのに)片手で投げて寄越した。
ガ━━━(゜ロ゜;)━━ン!!
お寺さんによっては納経所の人のマナーもいろいろあって…というような話を聞くことはあっても、これまでワタシはあまり嫌な思いをしたことはなかった。
でも、こ、こ、これは・・・ちょっとイカンのではないだろーか?
投げ返された納経帳を両手で頂き、「ありがとうございました」と言って納経所を出る。
いろーんな人がいる、いろーんな人がいるからおもしろいんだ。そやけどねぇ…と、気持ちの落とし所を見つけられないまま大宝寺をあとにした。
茶店でまったりと饅頭をほおばってらっしゃる。
いや、だから、そんなだと間に合わんって、おくま饅頭のマダムが…と焦るワタシに「大丈夫、大丈夫、ほら、あなたもここにきてお昼代わりにこの饅頭食べたら?おいしいよー」と、どこまでもマイペースなのだ。
「この人にも同じものを…」と、オーダーされ、「いや、だからあのぅ…」と焦りながらもお皿にのった"やいと饅頭"なるものを頂くことになる。
おくま→おこう→やいと。
やはりここいらは、饅頭銀座に違いない。
子供の頃、親戚のおばちゃんに「ゆうこと聞かなんだら、やいとすえるよー」と脅されたものだ。でも、こんなでっかいやいとだと子供はきっとなんでも言う事を聞くだろう。
ヨモギを混ぜた粉で蒸した饅頭の中には、あずきのつぶ餡がぎっしり入っており、それでいて控えめな甘さ。ひとつのサイズがまぁまぁ大きい。食べ残すと、お店の人に"やいと"すえられたりするんだろーか?怖いから一生懸命に頬張って3つ食べた。
じゃ、行きますか。
と、やっと長野さんが腰を上げてくれる。お店のおばちゃんが「無事に帰れますように」「お金が還りますように」とカエルのお守りをお接待してくださった。ありがとうございます。
44番大宝寺。
お寺は88ヶ寺あるから、ちょうどここが半分だ。やっと半分。いや、もう半分。ううん、まだまだ半分。とにかくお寺の数でいくと半分までやってきたことになる。
でっかいワラジが山門に奉納されていた。編むのもたいへんだったろうねぇ…。
そして、そびえる石段を昇って本堂と大師堂にお参りしたあと、御朱印をいただきに納経所へ。
40代くらい?の女性と、おばあさんのおふたりで分業しておられるようで、先ずおばあさんがハンコを押す→40代くらいの女性にパスして(おばあさんは両手で手渡しされていたが、40代位の人は片手で受け取っていた)、墨書されるといった作業の流れのようだった。
ちょうど昼時ということもあって、お二人はお昼ごはんをどうするかというようなことを話しながら作業されていて┐(´д`)┌、おばあさんが40年配の女性にどういう事情があるのかしらないけれどとても気を遣っておられた。40年配の方はとてもつっけんどんな返事をして、おばあさんがオロオロしているのが痛々しかった。(そんな方に御朱印頂くのって…ねぇ。(;´∀`)
なにか虫の居所が悪いのか、終始不機嫌なご様子で、そして、ワタシの番になり、墨書した納経帳をこちら側へ(少し距離があるとはいえ、ワタシは腕を伸ばして両手でお願いしますと出したのに)片手で投げて寄越した。
ガ━━━(゜ロ゜;)━━ン!!
お寺さんによっては納経所の人のマナーもいろいろあって…というような話を聞くことはあっても、これまでワタシはあまり嫌な思いをしたことはなかった。
でも、こ、こ、これは・・・ちょっとイカンのではないだろーか?
投げ返された納経帳を両手で頂き、「ありがとうございました」と言って納経所を出る。
いろーんな人がいる、いろーんな人がいるからおもしろいんだ。そやけどねぇ…と、気持ちの落とし所を見つけられないまま大宝寺をあとにした。
by ke-ko63 | 2011-05-19 22:19 | お遍路に行きたい | Comments(7)
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桃 ぶどう
at 2011-05-20 20:26
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草餅、ものすごい草色してますね。
ヨモギの葉っぱが見えるし大きいし、<手作り>感いっぱいです。
長野さんはどんな感じ(お姿)なんだろぅ・・・色々と想像しながら読んでます^^
ヨモギの葉っぱが見えるし大きいし、<手作り>感いっぱいです。
長野さんはどんな感じ(お姿)なんだろぅ・・・色々と想像しながら読んでます^^
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桃 ぶどう
at 2011-05-20 20:30
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ハイキング遍路
at 2011-05-20 21:03
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こんばんは。
大宝寺の納経所で 不愉快な思いをする人 多いですね。
自分の時は 住職さんらしき男性が納経してくれたんですが 前の若者が参拝せず納経しようとして えらい怒られて参拝を先にいかされてました。{「おっさん陰から見てんのか?}
おお こわーと思いながら おそるおそる納経書さしだすと 「こないだなんか 歩き遍路のくせに参拝しなかった奴がおった。」と 毒ずかれました。
他の歩きの人に聞いた話しですが 先に45番に回ってると こっちのほうが寺の格が上なんでこっちから回るのが正しいと 嫌みをいわれたそうです。
ここは 中札所とも言われてるし お大師さまに試されてるんでしょう。
大宝寺の納経所で 不愉快な思いをする人 多いですね。
自分の時は 住職さんらしき男性が納経してくれたんですが 前の若者が参拝せず納経しようとして えらい怒られて参拝を先にいかされてました。{「おっさん陰から見てんのか?}
おお こわーと思いながら おそるおそる納経書さしだすと 「こないだなんか 歩き遍路のくせに参拝しなかった奴がおった。」と 毒ずかれました。
他の歩きの人に聞いた話しですが 先に45番に回ってると こっちのほうが寺の格が上なんでこっちから回るのが正しいと 嫌みをいわれたそうです。
ここは 中札所とも言われてるし お大師さまに試されてるんでしょう。
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ke-ko63 at 2011-05-21 07:40
>桃ぶどうさん
おはようございます。
草餅っぽいでしょ?でも、これは蒸かしまんじゅうで特別に”チン”してもらいました。よもぎもちのがどっちかっつーと好きで、いや、目がありませぬ。
連投の件、1つ削除しておきますね。
長野さんは、ほんとに絵に書いたようなおじさんです。
親戚のおっちゃんに抱く安心感みたいなね。
おはようございます。
草餅っぽいでしょ?でも、これは蒸かしまんじゅうで特別に”チン”してもらいました。よもぎもちのがどっちかっつーと好きで、いや、目がありませぬ。
連投の件、1つ削除しておきますね。
長野さんは、ほんとに絵に書いたようなおじさんです。
親戚のおっちゃんに抱く安心感みたいなね。
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ke-ko63 at 2011-05-21 07:46
>ハイキング遍路さん
44番と45番の順番を逆にするとめっさ怒られるという話、ワタシも後日お宿で他のお遍路さんから聞きました。
44番の奥の院が45番だから、逆に打つとはなんたることー!ムキーーーッって怒られるという話、ほんとだったんですねぇ…。
お参りしてから納経所へ…ってのがホントなんだけど、どうしても時間の都合で(これはこっちの都合だからアカンねんけどね)焦ってると、「先に納経帳に御朱印を書きましょう」と、青龍寺の若いお坊さんが声をかけてくださいました。「気もそぞろでお参りしても気持ちがこもってないと意味が無いですからね。」と。
いろんな方がいらっしゃるということをしみじみ思ったことを思い出しました。
44番と45番の順番を逆にするとめっさ怒られるという話、ワタシも後日お宿で他のお遍路さんから聞きました。
44番の奥の院が45番だから、逆に打つとはなんたることー!ムキーーーッって怒られるという話、ほんとだったんですねぇ…。
お参りしてから納経所へ…ってのがホントなんだけど、どうしても時間の都合で(これはこっちの都合だからアカンねんけどね)焦ってると、「先に納経帳に御朱印を書きましょう」と、青龍寺の若いお坊さんが声をかけてくださいました。「気もそぞろでお参りしても気持ちがこもってないと意味が無いですからね。」と。
いろんな方がいらっしゃるということをしみじみ思ったことを思い出しました。
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モモの親方
at 2011-05-21 14:14
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ke-ko63 at 2011-05-21 17:10
>モモの親方さん
すごう商店さんでしたっけ?親切なおばあさんのいるお店でした。
ゆずの種を粉末にした、体の節々が痛いのに効くという商品を勧められ購入しましたよ。
意外と商売っ気のあるおばあさんでしたっけ。
すごう商店さんでしたっけ?親切なおばあさんのいるお店でした。
ゆずの種を粉末にした、体の節々が痛いのに効くという商品を勧められ購入しましたよ。
意外と商売っ気のあるおばあさんでしたっけ。