夏遍路トレーニング -なまず初体験-
クルマは最終目的地へ。
千代保稲荷の参道駐車場にクルマをとめる。
が、あちこち欲張って見物したため時間がかなり厳しくなっていた。すでに17時を回っている。
参道沿いのほとんどのお店がもう今日の営業を終了しており、聞かされていた”ワチャワチャした参道の雰囲気”というのを体感することはできなかった。
それでも、まだ数軒やっているお店があり、ちょいと覗いては冷やかす。
珍しいなと思ったのは、串カツ屋?さん。
それも、"◯本いくら"じゃなくて、勝手につまんで食べた串の数を自己申告して精算するという大らかなシステムだった。食い逃げとか心配ないのかしら…なんて思うのはヨソモンだけなのだろう。まぁ、それは参道だからなのかもしれない。
そうそう、「草餅が名物で、たくさんお店があるんですよ」とも教わっていたが、1軒だけまだあいてるお店があってそこでゲットン♪
「10個入りくださいなー」とウキウキするワタシに、「そんなにたくさん食べれるの?!」と驚いて横槍を入れられたけど、「えぇ、ぺろりなんです。」と答えた。
(事実、帰宅して2日でぺろりでした。おいしかったなー。)
次々に閉店していく参道のお店を横目に見ながら、目的の千代保稲荷へ向かう。
地元の人々からは親しみを込めて"おちょぼさん"と呼ばれているこのお稲荷さんは、伏見稲荷、豊川稲荷と並ぶ日本三大稲荷大社のひとつなのだとか。
なのに、たどり着いたのはとてもこじんまりとしたお社で、可愛らしい小さな『本殿』と呼ぶには口はばったいようなお稲荷さんだった。
おちょぼさんって、どういう意味なんですか?と訊ねると、「よくは知らないけれどおちょぼ口と関係あるんじゃないかなぁ…」という回答。
ほんとかなぁ…と調べてみるとまるっきり違う縁起だった。テケトーなことを教えなさんな!…ヽ(`Д´)ノ
『来月8月のお盆遍路をどうぞ無事にゴールできますように…』
商売繁盛のお稲荷さんにお願いすることではないのかもしれないけれど、トレーニングも終盤、やることやったらあとは神頼みしか残されていないのだ。まんまんちゃん、あんっ なのだ。
神さんにお願いした後は、今回のトレーニング最終仕上げである"夏遍路のためのスタミナ補給"だ。
夏のスタミナといえば、鰻。ここいらはおいしい鰻を食わせる店があるんですか?と訊ねると、少し笑って「鰻よりあっさりしていてでもうまいんです鯰は…。」という言葉が返ってきた。
へっ?鯰?なーまーずー?なまず?あの、地震を予知するって言うキャツですか?
大きな赤い鳥居をくぐり抜けたところにあるお店がまだ開いていたので、そこへ入る。
座敷に通され、メニューを見るとほんとに”なまずの蒲焼”という一品が書かれていて驚く。
このあたりは、川魚料理が名物なのだそうだが川魚=なまず という発想はワタシには斬新だった。
が、しかし秋篠宮殿下がこの店でナマズをお召し上がりになった翌年に男児ご誕生という実績が、店のあちこちに掲示されていてちょっと苦笑。
「なまずってそんな薬効もあるんですか?」という問には答えてもらえなかった。
オーダーメニューのテーマは、"スタミナ補給"ということで、とりあえずビール。(ドライバーさんごめんなさい。)
そして・・・
・鰻の白焼き
・どじょうの唐揚げ
・なまずの蒲焼
をオーダー。
やや、補給というより過剰な気もするが、ま、それほど夏遍路にはスタミナが必要だということで…
他にも2、3品、そして岐阜の地酒もおいしかったぁ。
写真がブレブレなのはゴキゲンさんできこしめしてたってこってす。
なまずについては、メニューに"時価"の二文字。
恐る恐る箸を伸ばしてみたそのお味は、『上品なカレイのような味』という感じが一番近いかもしれない。
鰻ほど脂っこくないけれど、コラーゲンはたっぷりっぽい。身がやらかくて意外と繊細なお味だ。
「なまずって食べられるんですね。もっと泥臭いイメージだったんだけどなー。臭みも全くないですね。なまず養殖してもっとたくさん出せばいいのに…。」
と、初めて食すモノに嬉々としてはしゃぐ。
見た目はかなり…アレですけど、でも、意外と…っていうと語弊があるかもしれないけれど美味しかったなぁ…。
スタミナもMAXになったところで、岐阜羽島まで送ってもらい新幹線で帰阪する。
どのへんがトレーニング?とも思うけれど、いや、スタミナチャージだけ取り上げても有意義な一日。
数年ぶりの夏遍路まであと3日。
さてさてどうなりますやら…
おしまい
千代保稲荷の参道駐車場にクルマをとめる。
が、あちこち欲張って見物したため時間がかなり厳しくなっていた。すでに17時を回っている。
参道沿いのほとんどのお店がもう今日の営業を終了しており、聞かされていた”ワチャワチャした参道の雰囲気”というのを体感することはできなかった。
それでも、まだ数軒やっているお店があり、ちょいと覗いては冷やかす。
珍しいなと思ったのは、串カツ屋?さん。
それも、"◯本いくら"じゃなくて、勝手につまんで食べた串の数を自己申告して精算するという大らかなシステムだった。食い逃げとか心配ないのかしら…なんて思うのはヨソモンだけなのだろう。まぁ、それは参道だからなのかもしれない。
そうそう、「草餅が名物で、たくさんお店があるんですよ」とも教わっていたが、1軒だけまだあいてるお店があってそこでゲットン♪
「10個入りくださいなー」とウキウキするワタシに、「そんなにたくさん食べれるの?!」と驚いて横槍を入れられたけど、「えぇ、ぺろりなんです。」と答えた。
(事実、帰宅して2日でぺろりでした。おいしかったなー。)
次々に閉店していく参道のお店を横目に見ながら、目的の千代保稲荷へ向かう。
地元の人々からは親しみを込めて"おちょぼさん"と呼ばれているこのお稲荷さんは、伏見稲荷、豊川稲荷と並ぶ日本三大稲荷大社のひとつなのだとか。
なのに、たどり着いたのはとてもこじんまりとしたお社で、可愛らしい小さな『本殿』と呼ぶには口はばったいようなお稲荷さんだった。
おちょぼさんって、どういう意味なんですか?と訊ねると、「よくは知らないけれどおちょぼ口と関係あるんじゃないかなぁ…」という回答。
ほんとかなぁ…と調べてみるとまるっきり違う縁起だった。テケトーなことを教えなさんな!…ヽ(`Д´)ノ
『来月8月のお盆遍路をどうぞ無事にゴールできますように…』
商売繁盛のお稲荷さんにお願いすることではないのかもしれないけれど、トレーニングも終盤、やることやったらあとは神頼みしか残されていないのだ。まんまんちゃん、あんっ なのだ。
神さんにお願いした後は、今回のトレーニング最終仕上げである"夏遍路のためのスタミナ補給"だ。
夏のスタミナといえば、鰻。ここいらはおいしい鰻を食わせる店があるんですか?と訊ねると、少し笑って「鰻よりあっさりしていてでもうまいんです鯰は…。」という言葉が返ってきた。
へっ?鯰?なーまーずー?なまず?あの、地震を予知するって言うキャツですか?
大きな赤い鳥居をくぐり抜けたところにあるお店がまだ開いていたので、そこへ入る。
座敷に通され、メニューを見るとほんとに”なまずの蒲焼”という一品が書かれていて驚く。
このあたりは、川魚料理が名物なのだそうだが川魚=なまず という発想はワタシには斬新だった。
が、しかし秋篠宮殿下がこの店でナマズをお召し上がりになった翌年に男児ご誕生という実績が、店のあちこちに掲示されていてちょっと苦笑。
「なまずってそんな薬効もあるんですか?」という問には答えてもらえなかった。
オーダーメニューのテーマは、"スタミナ補給"ということで、とりあえずビール。(ドライバーさんごめんなさい。)
そして・・・
・鰻の白焼き
・どじょうの唐揚げ
・なまずの蒲焼
をオーダー。
やや、補給というより過剰な気もするが、ま、それほど夏遍路にはスタミナが必要だということで…
他にも2、3品、そして岐阜の地酒もおいしかったぁ。
写真がブレブレなのはゴキゲンさんできこしめしてたってこってす。
なまずについては、メニューに"時価"の二文字。
恐る恐る箸を伸ばしてみたそのお味は、『上品なカレイのような味』という感じが一番近いかもしれない。
鰻ほど脂っこくないけれど、コラーゲンはたっぷりっぽい。身がやらかくて意外と繊細なお味だ。
「なまずって食べられるんですね。もっと泥臭いイメージだったんだけどなー。臭みも全くないですね。なまず養殖してもっとたくさん出せばいいのに…。」
と、初めて食すモノに嬉々としてはしゃぐ。
見た目はかなり…アレですけど、でも、意外と…っていうと語弊があるかもしれないけれど美味しかったなぁ…。
スタミナもMAXになったところで、岐阜羽島まで送ってもらい新幹線で帰阪する。
どのへんがトレーニング?とも思うけれど、いや、スタミナチャージだけ取り上げても有意義な一日。
数年ぶりの夏遍路まであと3日。
さてさてどうなりますやら…
おしまい
by ke-ko63 | 2011-09-05 23:45 | うまいもん | Comments(0)