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最初で最後の鼻遍路19 花へんろ

今年の大河ドラマは平清盛だってぇのに、この屋島寺あたりの閑散とした景色はどういうことなの!
ここへ来る途中立ち寄った『そば焼き』の店のおじさんも「頂上はなーんもないよ。」って言ってたけれど、ほんとなぁんもない。なんもなさすぎてびっくりだ。

見晴らしのいい展望台に立ち合戦絵巻を想像する。
あそこに船を隠したのか…とか、あのあたりで義経がうっかり弓を流しちゃったのかとか、那須与一はどのあたりから扇の的を狙ったのか…とか、しばし妄想の世界に…。
なるほど絵になる構図だわココ。
最初で最後の鼻遍路19 花へんろ_e0008223_22324932.jpg最初で最後の鼻遍路19 花へんろ_e0008223_22324637.jpg
が、しかし、現実に戻って後ろを振り返ると廃墟になったホテルが建っていて、今にも落ち武者が出てきそうな雰囲気を醸し出しており、過去と現実が錯綜する。
廃業したなら取り壊せばいいのに、放置されたままのホテルの屋号は"甚五郎"。
なるほどだから左前になっちゃったんだ。
せっかくのロケーションなのにもったいないなぁ…。
※左甚五郎は晩年高松で暮らし、亡くなったのだとか。

屋島を下る。日が暮れてきた。

途中、佐藤継信の墓を発見。忠信のにーちゃんだそうだ。
義経を慕って来た静御前を無事に落ちのびさせるために護衛につけたのが忠信。義経を想い、鼓を打つ静御前のその拍子に合わせて踊る狐忠信という歌舞伎の演目を思い出す。
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途中の畑道で、桜の木を見つける。咲いてくれている!
もうこれから帰阪する段になって最後の最後に鼻へんろから花へんろへ。
ありがとうねー と桜に挨拶して山を下る。
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下りきったところに今度は菜の花が一面に咲いていた。
ありがとー、ありがとねー。最後にご褒美のビバ!花へんろだ。
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by ke-ko63 | 2012-06-27 22:34 | お遍路に行きたい | Comments(2)  

Commented by senbeis at 2012-06-28 23:56
花にありがとーって言うのわかるなぁ^^
あるいてあるいててひょっこり花に出会うとつい声かけちゃいます。
私は山登りで、、テンションあがると人がいても声にでるけど、、いつもは心の中で言ってる時が多いです^m^
Commented by ke-ko63 at 2012-06-29 09:05
>senbeisさん
ヒーヒーハーハー言いながら歩いていて、ひょっと花に出会うとほんとにニッコリしますね。咲いててくれてありがとねーって思いますよねー。
ワタシはテンションがあがると即興ウソウタをデタラメに歌いながら(時にはオリジナルダンスもしながら)感謝の気持ちを捧げます。(^^)
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