低いハードル -第2回お遍路行24-
部屋のエアコン、洗濯機、乾燥機それぞれに100円玉を入れないと稼動しない。
これまで当たり前のようにエアコンを使い、「洗濯機や乾燥機はどこですか?」なんてエラソーにたずねたりしていた自分を反省。皆、善意で貸してくださっていたのだよ。「お借りします。ありがとう」なキモチもなく使わせてもらっておりました。これまでにお世話になった宿の方々ごめんなさい。
お風呂に入って手足をゆっくり伸ばせることのしあわせ。バスクリン入り(!)の湯船に浸かり今日一日のくたくたを解き放つ。夕食は「2Fの食堂へ」と案内され、この2Fへ上がる階段のつらいことつらいこと。歩いてるときには感じなかった節々の痛み。ウガガガガーーーと悲鳴を上げつつ手すりにすがってスローモーションのように一段ずつはい上がっていく(下りる際も同じ)。『民宿ちば』には遍路泣かせの階段がある。次の版のへんろ地図にはぜひとも記載してもらいたい。
食堂は広く、グループごとにテーブルが分かれており、不動明王さんを祀ってあるスペースの真正面にワタシの席が用意されていた。目を上げると怖い顔した不動明王さんがクワッと目を見開いてワタシにガンをとばしているスペシャルシートだ。
ここでも他に夕食を食べている遍路さんとの交流はなく「今日の国道地獄つらかったッスねー」なんて和気藹々とした団欒は幻に…。ずーっと不動明王さんにガン見されつつもそもそと黙って食事を頂く。あ、やはりここでも大ビン1本だったので、もそもそときどきぐびぐびでしたが。
食後、宿のご主人に明日のスケジュールを相談してみた。
宿の予約をしていたのは今日までで、明日はもう帰ろうかどうしようかと迷っており、ほんとのところ恩山寺まで来れるとは思っていなかった。なので地図のコピーもこの先のルート分は持ってきておらず(へんろ地図の必要ページだけをコピーしてジップロックして持参するとよいと前回『越久田屋』のご主人にアドバイスされた)正直、今回は焼山寺越えられたらOKみたいなところがあって、そこばっかりに気をとられていたため、その後のスケジュールをあまり考えては来なかったのだ。焼山寺越えたら連休途中で帰ってもいいかなみたいな感じだった。
宿のご主人は、鶴林寺登山口の『金子や』あたりまで歩き、そこから徳島行きのバスに乗って明日帰るのがいいのではないか。鶴林寺を登るとその先のアクセスがよくないので当日中に大阪に帰れないから。 ということだった。
部屋に戻って、おやすみなし亭で頂いてきた四国遍路地図を広げて検討するうちに今日一日の疲れがどっと押し寄せてきてうとうとと…もう、いいや。明日歩きながら考えよっと。
久しぶりにぐっすり眠れた一夜だった。
朝食も昨夜と同じテーブルでひとりもそもそと頂く。ただし、タマゴかけごはんをおかわりする食欲。
荷物をまとめてチェックアウトをし、とりあえず恩山寺を目指すことにした。
今日の予定はまだ決まっていない…。
これまで当たり前のようにエアコンを使い、「洗濯機や乾燥機はどこですか?」なんてエラソーにたずねたりしていた自分を反省。皆、善意で貸してくださっていたのだよ。「お借りします。ありがとう」なキモチもなく使わせてもらっておりました。これまでにお世話になった宿の方々ごめんなさい。
お風呂に入って手足をゆっくり伸ばせることのしあわせ。バスクリン入り(!)の湯船に浸かり今日一日のくたくたを解き放つ。夕食は「2Fの食堂へ」と案内され、この2Fへ上がる階段のつらいことつらいこと。歩いてるときには感じなかった節々の痛み。ウガガガガーーーと悲鳴を上げつつ手すりにすがってスローモーションのように一段ずつはい上がっていく(下りる際も同じ)。『民宿ちば』には遍路泣かせの階段がある。次の版のへんろ地図にはぜひとも記載してもらいたい。
食堂は広く、グループごとにテーブルが分かれており、不動明王さんを祀ってあるスペースの真正面にワタシの席が用意されていた。目を上げると怖い顔した不動明王さんがクワッと目を見開いてワタシにガンをとばしているスペシャルシートだ。
ここでも他に夕食を食べている遍路さんとの交流はなく「今日の国道地獄つらかったッスねー」なんて和気藹々とした団欒は幻に…。ずーっと不動明王さんにガン見されつつもそもそと黙って食事を頂く。あ、やはりここでも大ビン1本だったので、もそもそときどきぐびぐびでしたが。
食後、宿のご主人に明日のスケジュールを相談してみた。
宿の予約をしていたのは今日までで、明日はもう帰ろうかどうしようかと迷っており、ほんとのところ恩山寺まで来れるとは思っていなかった。なので地図のコピーもこの先のルート分は持ってきておらず(へんろ地図の必要ページだけをコピーしてジップロックして持参するとよいと前回『越久田屋』のご主人にアドバイスされた)正直、今回は焼山寺越えられたらOKみたいなところがあって、そこばっかりに気をとられていたため、その後のスケジュールをあまり考えては来なかったのだ。焼山寺越えたら連休途中で帰ってもいいかなみたいな感じだった。
宿のご主人は、鶴林寺登山口の『金子や』あたりまで歩き、そこから徳島行きのバスに乗って明日帰るのがいいのではないか。鶴林寺を登るとその先のアクセスがよくないので当日中に大阪に帰れないから。 ということだった。
部屋に戻って、おやすみなし亭で頂いてきた四国遍路地図を広げて検討するうちに今日一日の疲れがどっと押し寄せてきてうとうとと…もう、いいや。明日歩きながら考えよっと。
久しぶりにぐっすり眠れた一夜だった。
朝食も昨夜と同じテーブルでひとりもそもそと頂く。ただし、タマゴかけごはんをおかわりする食欲。
荷物をまとめてチェックアウトをし、とりあえず恩山寺を目指すことにした。
今日の予定はまだ決まっていない…。
by ke-ko63 | 2008-09-16 13:07 | お遍路に行きたい | Comments(2)
Commented
by
コイケダ
at 2008-09-17 12:29
x
やっほ。
あのね、何回か読み返してみたのだけれど、
タイトルの意図がわからないぜ~!
写真にヒミツがあるのかな?
あのね、何回か読み返してみたのだけれど、
タイトルの意図がわからないぜ~!
写真にヒミツがあるのかな?
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Commented
by
はりQ
at 2008-09-17 12:40
x
>コイケダねーさん
まいどです。
>タイトルの意図がわからないぜ~!
あいあい。そりは4段落目なのですな。
ほんまに今回のお遍路テーマは"やったるでー焼山寺"でしたから
それを乗り越えたらなんだか気が抜けちゃったというか、そのあとのことほとんど考えずに四国へ乗り込んでしまったのですな。
それほどビビってたといえばそうなるんですが、焼山寺を越え、そのあとの道を歩きつつも焼山寺のような波乱万丈もなく、さりとて同じお遍路さんとのコミュニケーションもほとんどなく内心「なんだかなー」で歩いておりました。もっと盛り上がるつもりやのになぁ…みたいなね。
なもんで、目標達成したあとは「今回は、大阪帰ってもええかな」みたいな低いハードル設定となったわけなんでございます。
今思えばこのとき帰らなくてよかったと思います。それは…
続きはWebで...なんちって
まいどです。
>タイトルの意図がわからないぜ~!
あいあい。そりは4段落目なのですな。
ほんまに今回のお遍路テーマは"やったるでー焼山寺"でしたから
それを乗り越えたらなんだか気が抜けちゃったというか、そのあとのことほとんど考えずに四国へ乗り込んでしまったのですな。
それほどビビってたといえばそうなるんですが、焼山寺を越え、そのあとの道を歩きつつも焼山寺のような波乱万丈もなく、さりとて同じお遍路さんとのコミュニケーションもほとんどなく内心「なんだかなー」で歩いておりました。もっと盛り上がるつもりやのになぁ…みたいなね。
なもんで、目標達成したあとは「今回は、大阪帰ってもええかな」みたいな低いハードル設定となったわけなんでございます。
今思えばこのとき帰らなくてよかったと思います。それは…
続きはWebで...なんちって