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お礼参り遍路23 つぎはどこへ・・・

大阪に進路を取り走ってると、腹の虫が騒ぎ出す。
そうだったそうだった!柿の葉寿司しか食べてないよ。ハラ減ったよー…と思っていたらば目の前に『餃子の王将』の看板が!

そうです、精進落とし(っていうのかこれ?)です。
昨日のヘビーな山登りで失われた体力を補うには、動物性タンパク質を摂取せねばならんのですな。
ハンドルキーパーはゴーリキさんに任せ、泡の出る般若湯も頂きます。

餃子をほおばりニラレバをほおばり、ビールを流し込む頃にはすっかりずっぽりシャバに戻った感じです。
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ま、高野山にお礼参りに行ったからとてそうそうたやすく悟りがひらけるわけもなく、ただ、奥の院で感激したキモチはほんとだし、5年かけて歩いた四国で感じたあれこれもみんなほんとのキモチ。
たくさんの人に出会い、お世話になり、さまざまなことに感謝したのもほんとのキモチ。
そして、ギョーザがウマイなぁと思うのもほんとのこと。それでいいんだと思う。

お礼参りから一年経った今、四国で知り合った方々とメールやハガキのやりとりをしていると、すでに2巡目、3巡目にアタックされてらっしゃるご様子。

一年前は考えなかったけれど、一年経った今、お大師っさんに呼ばれるというよりもお大師っさんに会いに行きたいキモチです。全国にお大師っさんはいてはるみたいなので、環境と体力が許す範囲でお大師っさんに会いに行こうと思ってます。
なんかね、久しぶりに遍路の行程を調べるあのワクワク感でウキウキしてます。

                                               -おしまい-
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by ke-ko63 | 2013-05-30 03:45 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(6)  

お礼参り遍路22 幸村先輩とのつながり

電車を下りて、九度山町をぶらぶら。
おうちの軒下に、巨大金太郎さんが大見得きってこっちを見てるのに気づいてびっくり。
明治から大正の南紀荘平という陶芸家の作だそうだ。陶器製ですよ、陶器製!2mの!オドロキですなー。
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九度山町に来たのは真田庵に立ち寄るため。ではなく、の近くの幸村庵にて蕎麦を食べるため。
だから柿の葉寿司くらいでこらえてきたのだよとイソイソと幸村庵へ向かうと、月曜定休日。ガ━━(;゚Д゚)━━ン!! 
ツメが甘かった。゚(PД`q。)゚。

仕方がない(^_^;)ので、真田庵へ。
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真田昌幸、幸村親子が信州上田から高野山に蟄居を命じられ身を寄せたのが昨日泊まった蓮華定院。でも、高野山の冬があんまり寒いんで下ったココに庵を結んだのだとか。
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とーちゃんの昌幸はここで亡くなり、幸村は大阪冬の陣で活躍したものの翌年の夏の陣で壮絶な最期をとげる。
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                           ※昌幸とーちゃんの墓。

そうそう天王寺さんから下ったトコの安居神社ですな。(過去の訪問はコチラ)

小学校の校歌をここでもずっと歌いつつ見て回る。
門扉にも、瓦にも、そこここに六文銭マークだ。
で、今コレ書いててふと思い出して調べてみたらば、小学校の校章が六文銭と大阪市章をアレンジしたものだったことが判明しましたよ。
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卒業してウン十年。当時はまったく気づかなんだなぁ…。
センセもおせーてくれたらよかったのに…。
(平成14年4月から真田幸村ゆかりの地・長野県上田市立傍陽小学校と交流の取り組みを行ってるそーッス。)

なんやかやで幸村ドノに勝手に親近感をおぼえつつ九度山町をあとにする。
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by ke-ko63 | 2013-05-22 06:30 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(4)  

お礼参り遍路21 極楽に背をむけたものの

柿の葉寿司も食べ終わり、小さなおみやげコーナーを物色しているとやっと待ちかねたケーブルカーが登ってきた。

(あぁ、なんだか懐かしわ~。これ乗ったんずいぶん昔やもんなぁ。小学校の林間学校以来かも…。)そんな思いで、もっすご前のめりな車両に乗り込む。最急勾配29度だとか!
これに乗ってどんどん下界へ落ちていくのだ。
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13:38極楽橋へ向けて出発。
進行方向へ背中を向けて座り、高野山をいつまでも体感しつつ落ちていく。そう、向かう先の極楽に背を向けてるワタシなのだ。
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               お大師っさんバイバ~イ(。´Д`。)ノシ

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               海抜867mの高野山から539mの極楽橋まで高低差は約330m!!

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               極楽(橋)から天上へ登っていくケーブルカーを見送ります

高野山を見据えながらずんずん背中から落ちていくも、距離が1キロもないので5分ほどで到着。あーもすーもない。
極楽橋からは高野線に乗り換える。これまた高校時代通学に利用していた懐かしの高野線だ。
フツーに電車だし、乗り慣れた懐かしの南海電車だし、高野山に来てたことがなんだかウソみたいに思える。
こうしてどんどんシャバに戻っていくのね…。

クルマを置いてる九度山町までの30分ほどの間、心地良い横揺れにぐっすり。
あっけないくらいソッコーでシャバ感覚を取り戻した30分だった。
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by ke-ko63 | 2013-05-18 03:57 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(6)  

お礼参り遍路20 これでいいのだ

全部終わった。ふぅ。

大きなお堂のような休憩所でぐらぐら煮立つ釜からお茶を入れて休憩する。「おつかれさまでした。ありがとうございました。」
長かったような、呆気なかったような5年。でも、始まりはいつか終わるのよね。
なんて思いながら昨日買って今日まで温存していた笹巻あんぷを頬張る。昨日も思ったけどやっぱおいしひ…。
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さぁ、下山しよう。
次はいつとか、そんなのはまだわからない。
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               ※東日本大震災供養塔予定地だそうです。

四国を歩いて何かが見えたとか悟ったとかそういうのもない。
ただ、歩いた(時々クルマも)5年の歳月はワタシのかげがえのない財産になる。時々は思い出してニタニタしたり、しんみりしたりしよう。今は、それでいいと思う。この先はまた思い立ったら考えよう。
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帰りはケーブルカーで下山する。
駅まではこうやくんのバスでぴゅーんだ。
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宿坊で同宿だった父娘だかワケアリカポーだかわからんけれど、そのふたりも帰るようだ。
そう、お礼参りが済んでもなおあのふたりの関係を詮索するくらい煩悩まみれなワタシ。でも、これでいいのだ。
ケーブルカーで下山するにしたがってますます真っ逆さまに煩悩の世界へまっしぐらに戻ってくのだ。でも、これでいいのだ。
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               ※写真はヤマト。好みは平宗です。

駅到着。とりいそぎ空腹を満たすべく食欲の煩悩のままに柿の葉寿司を頬張りつつケーブルカーを待つ。

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ちょうど一年前の昨日のことでした。ひっぱりすぎました。もう終わります。あとちょっとだけ。
そして今、1年経って次の企みがフツフツと沸き起こりつつあります。詳細は…ヒミツ。
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by ke-ko63 | 2013-05-15 06:40 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(10)  

お礼参り遍路19 握手会はやってません

奥の院のお参りもおさめ、最後の最後ほんとに最後の御朱印をいただきに納経センターへ…。
そう、納経センター。
四国のお寺では納経所に人がいないこともしばしで、そんなときはインタホンを押して「お願いしまーす」と声をかけて、そして来ていただく。ぽつりぽつりとやってくるおへんろの隙間に他の御用をなさっていらっしゃるのだ。
が、さすがは奥の院。御朱印を求めてやってくる人の数に対応するにはもう『納経センター』よろしく係の方が何人もスタンバって「はいはいどうぞこちらへ…」てな態勢なのだ。
なんだかサイン会場みたい。

実は、金剛峯寺で御朱印を頂いた時、「金剛峯寺で御朱印もらったらもう奥の院ではもらう必要ないからね。もらわなくてもいいからね」と言われた。
そうなん?そういうもんなん?って思ってたけど、奥の院に来てみたらやっぱり納経所があるし、場所があるっつーことは御朱印いただけるっつーことでしょ?てことでやっぱり奥の院でも頂いた。
金剛峯寺の方が「奥の院のはもらわなくていい」と言った理由はなんだろ?御利益同じやからお金もったいないやろ?ってこと?それとも金剛峯寺VS奥の院みたいなのがあるのか?

結願して、お礼参りの最後の最後になっても結局そんな下世話なことを考えながら納経センターの列に並び、「どうぞ~」と呼ばれた係の方の前に進んで、納経帳を差し出す。

60代くらいのその係の方は、納経帳のページをパラパラパラ~と繰ったあと、ワタシの顔を見上げて「満願ですね。ご苦労様でした。」とにっこり笑っておっしゃった。


予測しない労いのお言葉が、無防備だったワタシのココロを鷲掴みにした。
(泣いてまうやろ~っ!)だ。
まさかのまさかだ。高野山へ登ってからずっとお大師っさんとの距離感を感じていたワタシに、最後の最後にこんなご褒美をくださったお大師っさん。
「満願ですね。ご苦労様でした。」その一言でスゥ~っとカラダから力が抜けていった。救われたような心地だった。

「はいっ、ありがとうございました。」
今、目の前で御朱印を書いてくださってる係の人を通して、お大師っさんにも四国のお寺にも出会った人々にも、風や鳥や花や、おいしーもんやたくさんのさまざまなことに感謝する。

あらためて『同行二人』という言葉をかみしめる。やっぱりね、お大師っさんはいつも一緒にいてくださるんだと。
ちょっとツンデレやけどね。
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             ※左:金剛峯寺の御朱印 右:奥の院の御朱印
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by ke-ko63 | 2013-04-25 04:07 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(4)  

お礼参り遍路18 なにをしにきたのか?

お大師っさんに橋のところまでお迎えに来てもらっていそいそと…と書いてからはや3ヶ月。長い足踏みでした。さぁ、お礼参りもゴールしますよ。

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御廟にはたくさんの遍路装束の方たちがいらして、ろうそくに火を灯したり、線香を立てたりでごった返している。

ずっと前、まだお遍路なんて考えもしなかった頃にココに観光客としてきた時、ちょうど団体さんのお参り軍団がやっぱりオペラのように般若心経を合唱してるのを間近で見て、震えたのを思い出す。
そう、信仰心なんて今よりももっともっとなかったワタシなのに、不思議と心が鎮まり自然に涙がぼろぼろこぼれてきたんだった。

さぁ、いよいよオーラス。ほんまのほんまに最後だ。ろうそくを灯すのも線香をお供えするのも般若心経を唱えるのも5年ちょっとかかったおへんろのオーラスなのだ。
火を灯し、線香の香りを嗅ぎながら静かな気持ちで般若心経を唱える。

終わっちゃった。

5年に及ぶ数々の思いも、出会った人も、食べたものも、見た景色も何も浮かんでこなかった。あっけなくお参りが終わってしまった。あれれ?
前に来たときはあんなに感激したのに…。
やっぱりまだ引きずってるのかもしれない。四国を同行二人でご一緒したお大師っさんが、高野山へ来て急に遠い彼方の存在に感じてしまう、いや、たしかに彼方の存在なんだけど…。

後からどんどん遍路装束の方がいらっしゃる。
いくらお参りがあっけなかったからと言え、いつまでもココでポカーンとしていては後続の方に申し訳ないので、場所を譲って御廟をあとにした。

感激しにきたわけじゃない、そうじゃないけど…。
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by ke-ko63 | 2013-04-22 05:37 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(4)  

お礼参り遍路17 御廟橋

名だたる戦国武将オールスターズに出迎えられた気分でちょっとウキウキしていたけれど、よく考えたらお墓ロードなのよ。それも乱世の時代を生きた武者たちが眠るお墓。芸能人を街なかで見かけて「ちょっとあれあれあの人…」ってぇのとはワケが違う。教科書に載ってる歴史に名を残したスンゴイ人々なのだ。お墓といえども知ってる名前を見つけたら「おっ!三成さーん!」とか「信長ちゃんはおとなしくしてるんかなー」とか、「内匠頭さんよー、四十七士に囲まれてヤイヤイ言われてるんちゃうのーん?」とか、初代團十郎の墓を見つけたときは思わず「イヨッ成田屋ァ!」と声をかけてしまう。
でも、さすがに写真はちょっとねぇ…。なんか写ってたりするとちょっとねぇ…(((;゚д゚)))
たくさんの猛者たちも、今は静かにこの高野山に眠っているのだ。この地を選んで眠っているのだ。

ミーハータイムはそろそろ終了。御廟橋が見えてきた。
ここから先はいよいよお大師っさんのテリトリーに入る。
この奥にお大師っさんが眠る御廟があるのだ。
いや、お大師っさんはまだ生きてらして御廟に籠ってらっしゃるのだそうだ。
なので、お参りに訪れた者をお大師っさんはここまで迎えに来てくださり、お参りを終えた者をここまで見送ってくださるのだそうだ。

橋の手前で大きくひとつ深呼吸をする。
高野山は聖地だけれど、ここから先は聖地の中の聖地。聖地オブ聖地なのだ。
おしゃべりや飲食はもちろん、写真もダメゾーンとなる。
空気がピーンと張り詰めているような、まさに結界を感じる。自然と背筋がシャンと伸びた。

でも、お迎えにきてくださった(と思われる)お大師っさんと腕を組ん(だつもり)で御廟へ向かって歩きだした。
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by ke-ko63 | 2013-01-09 04:44 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(4)  

お礼参り遍路16 戦国武将オールスターズ

寄り道をそろそろ切り上げて、本丸へ行かねば!
テクテク歩いて一の橋を渡る。
そそり立つような杉木立の中を歩いて行く。ずんずん森へ進んでいくうちに森のくまさんの歌がなぜか口をついて出てきた。
こんなとこでくまさんに出会ったら、そこいらじゅうにいてる観光客が皆して死んだふりするんやろか?それはちょっと見てみたい。
それくらい"うっそう"という形容がぴったりな森へ進んでいく。
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途中、白衣姿の方を何人も見かける。もう、一方的に"おぉ!同志よ!"なノリで近づいて行き「ワタシも先週やっと結願さしてもらいましてん…」と、声をかけたいけれど、かけそびれてしまう…。
四国なら迷わず走り寄って行くのに…。

そうか、もうワタシは結願したのだ。今日はその報告に高野山に来ているのだ。白衣姿の方もきっとそうに違いない。勝手な仲間意識で気軽に声をかけるのは慎むべきなのだ。今は、四国を歩いている間見守って下さったお大師っさんに無事に結願できたことを報告せねば!
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名だたる戦国武将たちが眠る墓地の間を歩く。すごい、すごいよオールスター勢ぞろいだ。
お大師っさんへの結願報告!と思った矢先に、戦国武将ロードに大興奮するのだった…。あぁ、修行が足りませぬ。。・゚・(ノД`)・゚・。
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             ※お大師っさんも腰掛けた石だそーです。おっちんしてみたかったなぁ…
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             ※薄化粧したお地蔵さんも気になります。
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by ke-ko63 | 2012-12-20 18:48 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(2)  

お礼参り遍路15 苅萱道心と石童丸の話

春はいい。花がいっぱい咲いて生命の息吹を感じるから。
おしえないのに毎年季節になると、ちゃんと忘れず花を咲かせる。
なんて健気なんでしょ。
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長い休みを取りにくいから、どうしても四国へ渡るのは夏か冬だった。
母の看護をしてる間に、体よく仕事を辞めさせられちゃったことで唯一よかったことは最後の最後に初めての春に四国へ出られたことだ。(いや、つまらん仕事に飽き飽きしてたのも事実。結果オーライですな。)
そして、初夏を感じさせる5月に高野山へ登り、お大師っさんに結願報告できるというのも、思えばお大師っさんのイキな計らいのような気がする…。
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花は流れてどこどこ行くのー 人も流れてどこドコイクの♪ とウソウタ歌いつつ歩く。それくらい花がきれいだ。

朱色が目に鮮やかな苅萱堂に差し掛かる。
お堂の前を掃除してらした若いお坊さん達に、ニコニコで声をかけられた。
「おはようございます。どうぞお参りしていってくださーい」
お堂の呼び込み初体験だ。
なんだかとってもフレンドリーなお坊さんたちに、いや、そないに人懐っこい笑顔で呼び込みせんかてハナからお参りさせてもらうつもりやってんけど、そう勧められるとかえって入りにくなりますやん(^o^;)

及び腰でお堂に入り線香と蝋燭をあげる。
お堂の中には、苅萱道心と石童丸の悲しくも切ないお話が絵物語にして壁にずっと掲示してある。苅萱道心の眉毛がリリシ眉毛で、エラオトコマエに描かれており、その子石童丸も聡明そうなコドモだ。
むかーし子供の頃、信心深い親戚の家に置いてあった子供向けの仏さまやら観音様やらのお話絵本の絵を思い出した。そうそう、あれあれ!懐かしいなぁー。
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最初はそんな調子でチャチャ入れつつ苅萱親子物語を読んでいたのだけれど、石童丸のお母さんが亡くなるくだりあたりから、あまりのかわいそすぎる物語にもらい泣きする。(アホですなワハハ)
ひととおり読み終わって、さっきの呼び込みのお坊さんに会釈をして苅萱堂をあとにする。
さて、いよいよお大師っさんがいらっしゃる本丸、いや、奥の院へ…。
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by ke-ko63 | 2012-12-11 12:40 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(6)  

お礼参り遍路14 金剛三昧院で教わったこと

根本大塔を出て、うらうらと歩く。
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そうそう高野山は世界遺産。高野山にあるありとあらゆるものが世界遺産だったり、国宝だったりするのだ。世界遺産あーんど国宝にまみれまくってる高野山なのだ。

で、ココ。金剛三昧院。
宿坊をチョイスするときにココも検討したひとつだった。
ここにある多宝塔は、源頼朝・実朝の御霊を供養するために北条政子が建立したのだそうだ。
現存する高野山での最古の木造建造物であり、国宝であり、そして世界遺産!
欲張りだねぇ…。
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でもね、そんな立派な歴史遺産もステキだけれど、ワタシの心を釘付けにしたのは見事に咲き誇るシャクナゲですよ。もう、それはそれはほんとに見事に咲き誇っている。
「金剛三昧院へいらっしゃーい」って感じでいちめんに、ぱあぁぁっと咲き誇っているのだ。
もうね、ヨリトモとかホージョーマサコとかタホートーとかそっちのけになっちゃって、満開で出迎えてくれたシャクナゲのその『ココロイキ』にうっとりする。
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このシーズンに来れば誰だって満開のシャクナゲに対面することはできるんだろうけど、でもね、狙ってきたわけではないし、知らなかったし、何よりこんなに見事に咲き競っているシャクナゲに感謝というか絶句というか、いや、ここでも完敗な気分に襲われてしまうわけですな。
根本大塔に続いて二敗目。自然の摂理に完敗。
挑んでたわけじゃないけれど、もう、どうしたってかなわないっていう気分。かなうわけないんだけどね。
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しばらくは、ただただ呆けたように目を見開いて立ち尽くしていた。庭園を埋め尽くすシャクナゲを前に…。

高野山にたどり着いた時から、お大師っさんとの隔たりを感じていたワタシ。
その溝は宿坊に泊りさらに深くなり、どうも四国の時に感じていたお大師っさんとの一体感とは違うなと思いつつ、それは違和感となり、疎外感となり、虚無感になったりしていたけれど、違う!お大師っさんは、何かを教えてくださっているんではないか?何かを感じ取るようにと計らってくださってるんではなかろーか?

そんなことを感じながら金剛三昧院をあとにする。
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by ke-ko63 | 2012-12-09 00:06 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(2)