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西国巡礼満願しました

途中から母と一緒にまわっていた西国巡礼。
母が退院して、そろそろ一緒に続きをまわろうと思っていた頃、たまたま飲み会で知人の「父が西国を回り終わってすぐ亡くなった。自分のお棺に納経帳を入れるためにまわったようなもんだ。」という心ない話を聞かされ、なんとなく験わるいなぁと敬遠しておりました。

でもね、いま思えば母は行きたかったのかもしれません…。
そんなこんなでしばし中断していた西国巡礼ですが、もう、験を担ぐこともありません。とりあえずは、ワタシの納経帳だけでも完成させようとゴールのお寺、谷汲山華厳寺へ…。
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参道を歩いてお寺へ向かいつつ、母も一緒に来てるような気持ちになります。不思議なことに、途中休憩に立ち寄ったお店で一人分多くお冷やが出されました。あぁ、やっぱり一緒にいるんだなぁってね…。
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第33番 谷汲山華厳寺
御詠歌
 よをてらす ほとけのしるし ありければ
       まだともしびも きへぬなりけり

 いままでは おやとたのみし おひづるを
       ぬぎてをさむる みののたにぐみ

 よろすよの ねがひをここに おさめおく
       みづはこけより いづるたにぐみ

そうなんです、ゴールの谷汲山華厳寺ではなぜか3つの御朱印をいただくことになり、それで御詠歌も3つになります。(納経料も×3です(汗))
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灯籠が茶道具で飾られていて、キュートなハート型もあしらわれておりました。お寺の方にたずねると、ハート型ではなく猪口(いのくち)という型なのだそうです。ハートやないんですって。

平成21年4月5日の石山寺・三井寺からスタートした西国巡礼は、6年かかってやっとゴールです。
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満願したあとは、柱の鯉にタッチして精進落としするんだそうです。

21年4月5日に西国巡礼初日から帰ったワタシの納経帳を見た母が、「わたしも連れてって」と言い、翌週もう一度石山寺と三井寺を訪れました。母のスタートは1週間遅れですが、ゴールはもう少し先になりそうです。
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by ke-ko63 | 2015-09-27 20:41 | うれしーもん | Trackback | Comments(4)  

勧進写経

7月にでかけた西国三十三箇所札所の某お寺さんから封書が届いた。

そういえば、写経紙に住所・氏名を書いて納めた。あれか・・・。

開けてみると、『山内整備に伴う勧進写経にご協力下さい』とあり、写経用紙が同封されていた。

1枚1000円以上の"ご奉納料"だそうで、ゆーてくれたら用紙はなんぼでも送りまっさーということらしい。

ぼけ封じと雷よけのお寺さんな某札所。協力せなんだら、このワタシのツッコミ泣かせの"ぼけ"は封じられてしまうのか?そして、雷さんにおへそを取られてしまうのか?

こ、困る。ヒジョーに困る。

さて、どうしたものか…。うーん・・・。
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by ke-ko63 | 2012-09-22 02:32 | こわいもん | Trackback | Comments(2)  

おばちゃん巡礼記 西国三十三ヶ所25番 播州清水寺2

根本中堂を出る。
空が高い。まだまだ暑いけれど、すこぉしずつ秋の気配。

石段の下では、檀家さんたちだろうか今宵のイベント『二十六夜待法要』の準備に忙しそうだ。二十六夜ってくらいだから夜のイベントなんだろうなぁ。待ってて参加したいなぁ…とも思うけれど、よそ者でもいいのかしら?
二十六夜待ちとは…
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石段を下りていき、山道を少し下って"おかげ井戸"を覗きに行く。
そろそろ閉店時間が近いからか、井戸の前に置かれた賽銭箱の中身の回収をしているおじさんがいらして、硬貨がどうしても数枚引っかかって出てこないみたい。
くゎらくゎら音のする賽銭箱をブンブン振って、やっとチャリーンと引っかかってた硬貨が出た時には思わず「でましたねー」と、顔を見合わせて笑う。
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井戸を覗きこむと、底の方にうっすらと自分の影が映った。
おじさんに「姿映った?なら、3年長生きするよ」と教わったので、もう一度覗きこんで「これで6年は安泰です。ワハハー」とまた顔を見合わせて笑う。

おじさんに挨拶して、『大塔跡』へ。
『跡』なので、なにもない。柱の跡みたいなのが数カ所。祗園女御の建立だとか。
その跡地に立って、聖子ちゃんの天国のキッスを歌ってみる。(プチ法要になったかしら?)
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ひととおり散策して、喉が渇いた。そうだ、山門入ってすぐのところの茶店にところてんの看板があったような…。レッツゴー♪
空は秋の気配でも、標高が550mあっても、やっぱり8月。暑い。
冷えたところてんを酢醤油でツルツルッと頂く…。パーフェクトなところてん口で茶店前に戻ってくるとすでに閉店。
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山門を出てクルマに乗り込み、元きた道を下る途中に"牧場直送の新鮮な牛乳で作ったジェラート"なる看板が目に入り、左折する。
ブラウンスイスという品種のモーモーさんの乳で作ったジェラートをゲットンし、クルマの中で頂く。おいし~♥

「寿命なんてね、わからんもんだよ」
さっきのおかげ井戸のおじさんが、ぽつりと言ったコトバを思い出していた。
「たしかにね…。」
日々のつまらんことに振り回されても寿命が伸びたほうがうれしいのかね?煩わしいことが多すぎるなら、"太く短くおもしろく"のがいいかも…。
とにかく、今日は思い立って出てきてよかった。
今後も、ひとりの時間の楽しみ方を思い出していこうっと…。なんてこと思いつつ大阪へ戻る。
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残すお寺は、あと2つ。
途中、一緒にお参りしていたトモダチが「最後のお寺は一緒に行こやー。そやからおいといてやー」って。
ごめん。もっかい行ってもいいから先に行きます。おかげ井戸のおじさんの話を思い出すと、行ける時に行っとこかなと思うから…。
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by ke-ko63 | 2012-09-11 08:35 | きれいなもん | Trackback | Comments(0)  

おばちゃん巡礼記 西国三十三ヶ所25番 播州清水寺

一乗寺を出て、次のお寺をめざす。

西国25番札所 播州清水寺。
山をぐんぐん登ったその先に、目にも鮮やかな朱色の山門が出迎えてくれる。
京都の清水寺とはちゃいまんねんでーってことで、播州の肩書きがついているそうだ。
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山門の仁王さんにご挨拶して、くぐらせて頂く。
左手の茶店に引き寄せられそうになりながらも、まずはお参りをば…と参道を歩く。
白い紫陽花と真っ赤な百日紅が一緒に咲いている。標高550mならでは…。
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お参りを納める。
今日は、二十六夜待法要というイベントがあるらしくみなさん準備に忙しそうだ。
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大講堂を出て、その先の石段を80段登ると根本中堂があった。"中へ入ってお参り下さい"とあったので、入らせて頂くと誰もいらっしゃらない。おぉ!もしや貸切?
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扉は閉じられていたけれど中には、十一面観音さまがいらっしゃるのだそうだ。
ヒグラシの啼く声を聞きながら、誰もいないお堂で読経する。
線香の香りと、蝋燭の灯り…。

"ありがたい"
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そんな素直な気持ちがフツフツと沸き上がる。
トシのせいか涙腺がもろい今日この頃。なぜかハラハラと涙が落ちた。
さっきまでいろいろと強欲に願い事を羅列していたワタシなのに、「お参りさせて頂きありがとうございます。よくぞここへ連れてきてくださいました。ありがとうございます。ほんとにありがとうございます。」
素直にそう心から呟いて、お堂を出た。
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by ke-ko63 | 2012-09-10 22:07 | すごいもん | Trackback | Comments(2)  

おばちゃん巡礼記 西国三十三ヶ所26番 一乗寺2

本堂は、長谷寺の本堂をこじんまりとさせた感じ。正面に『大悲閣』って看板も掛かってたし…。
ん?そもそも大悲閣ってなんだろ?うーん。ま、いいや。とにかくミニ長谷寺チックな本堂でお参りを納める。
好きなタイプの本堂に、泣かされ続けた石段を登ってきた甲斐があったよ…とつぶやきながら。
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納経所に向かうと、そこには今もなおせっせと添乗員さんによる絶賛うずたかく積み上げ中の納経帳の山々が…。
こ、これはもしや本堂の端におっちんして読経しているあの団体巡礼バスツアーの方々の納経帳か?うわーん、ぬかったよぅ…。めさめさ待たされるがなー…。
以上のような心の叫びを一切声には出さず、おとなしく自分の番が来るのを待っていると「おひとり?あそ。先に書かせてもらいましょ」と、あっさりと横入りさせてもらう。
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       ※本堂の天井にはびっしりと木札が打ち付けてありました。

御朱印を頂き、オサレ手ぬぐいもゲットンしてから、本堂の隅に腰掛けてちょっと休憩。ときおり吹き抜ける風が心地いい。さっきドヤ顔で見下ろしてくれていた国宝三重塔を今は見下ろす。フフン。
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       ※お地蔵さんのおひざでホタえすぎな赤子の像と、瓦の上の怖い怖い顔

本堂を下りて、奥の院に祀られているというココ一乗寺の開祖、法道仙人に会いに行こうと道をたどると土砂災害のため立入禁止のロープが…。残念。
紫雲を自在に乗りこなし、米を無心したのに断られた長者の米蔵から米俵を連ねてこの地へ飛んでこさせたという伝説の仙人だ。
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再び石段を下りて行く。登ってくる人に「がんばってー」とココロの中でエールを送りつつ…。
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by ke-ko63 | 2012-09-06 22:18 | しゃーわせーなもん | Trackback | Comments(2)  

おばちゃん巡礼記 西国三十三ヶ所26番 一乗寺

先週(8/19)日曜に、西国巡礼の続きを思い立って出かけ粉河寺と施福寺にお参りした。
で、巡礼モードにスイッチが入った。
「よし、今日は姫路方面じゃい!」
ということで、ガソリン満タンにして中国池田ICからガラガラの高速道路を飛ばす。
本日も晴天ナリ。8月26日ビュテホーサンデー♪
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西国26番札所 一乗寺。
クルマを置いて、受付?みたいなところで拝観料を払う。駐車場代も徴収されたのにこのうえまだ…?とは口には出さないけれど、うぅむ…。
チケットをもらって、「さて行きましょか」と進行方向を見ると、ゲゲッ!なにこれ。いきなりのウェルカム石段やがなー!
腰が引けてるワタシを見た受付のおばちゃんに「がんばってー」と見送られ「ハッ、行ってきます」と応えて第一歩を踏み出す。
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先週も施福寺で山道を延々登ったっちゅーねん!(`´)
今日は、石段かぃっ!

今日は近場だからウチを出てきたのが遅かった。時間はすでに1時半。暑さもピークになろうかという時間だよぅ。・゚・(ノД`)・゚・。
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ハヒーハヒー言いつつやっと登り切ったところの左手に、常行堂がシブく建っていた。
シブくてなかなかのワビサビ感を醸しててえぇ感じ。
えぇ感じなんだけど、ワタシにはそれよりもココがゴールでなく、さらに目の前に次の石段が「カモーン」とばかりに待ちかまえているのにガックリきた。
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次の石段の頂上にはこれまたシックな三重塔が建っており、「ここまでおいで」とばかりに見下ろしてくれる。
国宝なんだそうだ。
なんとか2つの石段をクリアすると目的の三重塔より、さらに本堂は次の石段の頂きにあることが判明して、ふたたびガックリ。
3つ目の石段にアタックしている中腹辺りで、上から下りてこられた巡礼装束のご夫婦と挨拶を交わす。
「ほんま年寄り殺しやでぇ。この石段は…」と、おじさんが呟いたのがおかしくて「ほんまですよねー。どうぞお気をつけて下りてくださいねー」と声をかけると、手を振ってくださった。
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やっと本堂到着。本日最初の札所からどえらい体力の消耗だ。
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by ke-ko63 | 2012-09-05 08:17 | こわいもん | Trackback | Comments(0)  

おばちゃん巡礼記 西国三十三ヶ所4番 施福寺3

ヤッター登頂成功!施福寺セーフク!
粉河寺のおばちゃんの「小一時間」を20分で駆け上がってきたというこの達成感。
そんなのに浸ってる場合ではない。雲行きが怪しい。遠くで雷の音も聞こえ始めた。ヤバイっ。早く下山せねば!
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溶けたロウソクがこびりついたのをヘラでゴリゴリこすり取ってるお寺のおじさんに会釈して、お参りのロウソクをあげさせてもらう。
写経したのを納めさせてもらおうとするも、もう閉店準備で片付けられてしまったのか用紙を置く台が見当たらない。「仕方ない、お持ち帰りやね」
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遠雷の音を聞きながら般若心経を唱える。

納経時間に間に合わないから、またもう一度この山を登ってくるのは大変だからといって慌てて駆け上がってくる。巡礼っていったいなんだろう?
そもそも道の駅やら産直市場に寄り道し倒す段階で、『巡礼』という当初の目的がどっかへいってしまってるのだけれども…。

ヒグラシの声を聴き、木々の呼吸を感じながら山の緑を眺めて深く息を吸う。

四国を歩いていた時にも何度か思った。
「普段と違う世界」を感じつつも、やっぱり納経時間に焦り、バスや電車や宿のチェックイン時間を気にしながら慌ただしくお参りする。
結局、普段とあまり変わらないんじゃないのか?時間や段取りに縛られ、いかに効率良く札所を巡るかということばかりに気を取られる。
風のむくまま気の向くまま。そんな風に歩けたら…。

が、しかし遠雷はいつのまにかかなり接近してきているようで、空には真っ黒な雲がモクモクと張りだしてきた。
い、イカン!はよ下山せな、山道の途中で土砂降りに遭ったりするとあの急坂は一転ウォータースライダーになってしまう!

結局のところ風が吹いただけで大騒ぎし、空が曇ってきては帰路を急ぐ。
これでは到底"風のむくまま気の向くまま"はできるはずもない。
どこまでいっても結局は、普段と何も変わらない。
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               ※本堂に向きあうように嘶くウマさん。なにか由緒ありそう・・・だけど調べる間もなく下山しました。

だったら、本堂へお参りしているそのほんのチョットの間だけでも、般若心経を唱えているチョットの間だけでも非日常を感じたい。心からお参りさせていただく。お参りさせていただきありがとうございますと感謝する。

そんなことを感じながらお参りを納め、御朱印をいただき、スタコラサッサと下山する。
クルマに乗り込んだ途端、堰を切ったかのような雨が降り始めた。
本日の走行距離250km。西国札所もあと残すところ4つだ。

※そうそう。
柿の葉寿司といえば奈良なんだけれど、ここ泉州にもあるそうで…。
岸和田SAにてゲットン。すし酢の具合が好みな感じでグー♪でした。
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by ke-ko63 | 2012-09-03 06:49 | さみしーもん | Trackback | Comments(0)  

おばちゃん巡礼記 西国三十三ヶ所4番 施福寺2

駐車場から駆け上がりはじめた山道ロードの石段。見た目はそうでもないけれど、これが結構なアキレス殺し。気ぃは急くのにカラダがついてこない。あぁ、トシはとりたくありませんな…なんて悠長なこと言ってる場合ではない。小一時間って言ってたよなー粉河寺のおばちゃん。
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             ※山道登り始めてすぐのところに山門はあるのだけれど・・・こっからが長かった…

そんな心配を見透かしたように、山道の途中に建てられた看板の『納経時間は午後5時まで』の文言が胸に突き刺さる。「これ間に合わなんだらもっかい来なあかんっちゅーことやんな?そんなんかなんでー。ヘッドスライディングしてでも滑りこまねば…」

ひとりゼェハァ言いながら山道を駆け上がる。
「せやけど、これ、時間に余裕があってゆっくり登ったらえぇ感じのハイキングやろうなぁ…。」
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犬の散歩させる近くの方たちだろう、山の上から下りてこられるときに「こんにちはー。がんばってー」を声をかけていただいた。
ワンコの散歩ということは毎日の日課にこの山を登りおりしてらっしゃるということで、そんな健脚さんから見ると、納経時間にヘッドスライディングの勢いで登ってくるワタシの形相は、どんな様子に映ってるのだろうか?
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息が上がって、ちょっと立ち止まり小休止。
静まり返った山の中に、ヒグラシの声だけがが聞こえる。
しばし、目をつむって聴いているとふしぎと涼しく感じる。一服の清涼剤ってのはこういうのを言うのかもしれない。

『山の中にひとり。ヒグラシひとりじめ。』

ん?山頭火っぽい?ぽくないか…。って、しみじみしてる場合じゃなかった!納経時間がーーっ!
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その後もヒィヒィ息が上がりながら山を登りつつ、途中の"お大師さんが剃髪した愛染堂"やら、"お大師さんの髪の毛が納められてるトコ"などを見ながら登る。
ん?お大師さんってどんなヘアスタイルやったんやろ?さらさらヘア?いや、アクの強い人だったみたいだから意外とゴワゴワのくせ毛だったり…なんて想像するとちょっと楽しい。
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本堂が見えた。
ヤッター!到着ーっ!間に合ったー。
駐車場から20分で駆け上がった。あーしんど。
しばらく息を整えたあと、空を見上げると、あら?妙な雲が…え?うそん…雨降るんちゃうん?やめてや~。
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by ke-ko63 | 2012-09-02 12:00 | さみしーもん | Trackback | Comments(0)  

おばちゃん巡礼記 西国三十三ヶ所4番 施福寺へ

粉河寺を後に、また赤い橋を渡り今度は信号を左折する。
R24沿いに好物の道の駅があるのを地図でチェックし、ちょいと寄り道するもイマイチだった。なんか美味いもんでもあればお昼にしようと思ってたけれど2Fのレストランのメニューも「あれま!」な印象で、わざわざ足を伸ばしたのにガックリ。元きた道を戻る。
運転しながらも次の施福寺へ行くルートで迷っていた。
地図でみるとR480を進むのが順当なところだけれど、どうにも道が細かくクネクネとしている。その先には鍋谷峠という文字も見え、これはもしやちょいとしんどそうな道なのか?

粉河寺で御朱印をもらったあと、隣の売店のおばちゃんにそれとなく尋ねてみると、「R480は狭いからおすすめしない。遠回りになるけど県道62号から外環に出て施福寺をめざすコースをとりなさい」ときっぱりと断言されたのを思い出す。
(でもなぁ、県道コースは来るときに通ったんだよなぁー…。おんなじ道もっかい通るのもオモシロないしなぁ…)と思ううち、R480への分岐点直前の道路標識が見えた。

ここ数日、天候の急変が続いている。おひさまサンサンでいいお天気だと思ったら急に空が真っ暗になり、雷は鳴るわ、前が見えないくらいの激しい雨は降るわという妙な天候だ。昨日の京都行きの帰りもそうだった。お寺のおばちゃんが「やめとき!」と言うのをムリに不案内な国道を走って峠越えしてる時にそんな天気になったらどうしよう…そんなときに上りのヘアピンカーブの連続で、すれ違えないような細い道で対向車が来たりしたら…と、ネガティブな妄想が膨らむ。

道路標識のR480部分には"父鬼街道"という文字が書かれていた。
チチオニ?
運転の上手なおとーちゃんでさえ、この道を走るとなると鬼のような形相になってしまうという道なのか?恐るべし父鬼街道。怖いよR480。
ということで、ここは素直におばちゃんのアドバイスに従って、来るとき通った道を戻ることにして直進する。

直進して正解。県道7号沿いに、産直市場『めっけもん広場』を発見。迷わず駐車場へ。そしてさっきのハズレだった道の駅の分を取り返しておつりがくるくらい買い物に勤しむ。粉河寺のおばちゃんの言うこと聞いててよかった。
そのおばちゃんが言うのに、「ココ(粉河寺)から施福寺本堂まで2時間半見てたらいい」って言ってたから、時間はまだまだ余裕だ。

遅めのランチを通りがかった丸亀製麺で済ませ、さらに道の駅を2件ハシゴしてちょーしのってたらあらあらこんな時間。粉河寺のおばちゃんの言葉を思い出して(*゚ロ゚)ハッ!!とする。
「施福寺の駐車場から本堂までゆっくり登って小一時間の山道」の存在を思い出したのだ。4番施福寺の無料駐車場にクルマを止めたのが午後4時。ちょっとヤバイかも…。いや、かなりヤバイよ、山道ってどんななのよ。つーか、考えてる場合じゃない、走らねばっ!

輪袈裟を引っ掛け、お参りセットをリュックに詰めて坂道の石段を駆け上がる…。
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by ke-ko63 | 2012-09-02 06:00 | こわいもん | Trackback | Comments(0)  

おばちゃん巡礼記 西国三十三ヶ所3番 粉河寺 2

見どころ満載な粉河寺は、中門を入ってからも目が離せない。
牧水や芭蕉がうたを詠み、丈六さんが静かで穏やかな眼差しで見つめ、桃山時代の石積みの庭園は貫禄充分だ。
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(ひとつぬきて うしろにおひぬ ころもがえ)と書いてあるそーです。左の芭蕉の句碑

が、しかしだ。
本堂よ、本堂!石積みの庭園を見ていてその向こうに見えた本堂のデカさったらありゃしない。
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お参りするものを圧倒するスケール。
大きいことはいいことだ。って昔歌ってたおじさんがいたけど、あれはホントだね。
信仰の対象の存在感を大きさでアピールするというのは、正解かもしれない。
目の前にドーンと広がる大きな本堂を仰ぎ見ていると、なぜか涙が出てきた。
びっくりしたのか?ありがたいと思ったのか?なんだかわからないけれど、とてつもなくデカイその本堂に「うわぁーっ!」となったのだ。
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大門から中門くぐってまでの数々の小パビリオンは、この本堂を見せるための序章なのだと思った。

輪袈裟姿の巡礼は、ワタシだけで他の参詣客は観光で立ち寄ったようだった。
静かにお参りを納め、そのあと御朱印も頂いた。
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               本堂の天井にはたくさん御札が…。

こじんまりしたお寺さんもほっこりしていいけれど、粉河寺のような大きなお寺さんもいいなぁ。豪華じゃなくて、ただ大きく包み込むような温かみのあるお寺さん。
左右に大きく広がる屋根は、両手を広げて「さぁ、おいで」と迎えてもらえてるような、そんな気がする。
大きさというのは包容力を感じさせるし、その懐に包まれるような安心感をもたらしてくれる。あぁ、人間もそうだよなぁ…なんてちょっと思ったり。懐の深い包容力のあるヒトって最近見かけないなぁ…(遠い目)ナンチッテ。
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           オジサン、オジサン、その位置じゃあ全部がおさまんないでしょ?

意外な(と言っては失礼か)めっけもんだった3番粉河寺を後にして、次の目的地へ向かう。次は4番施福寺だ。
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by ke-ko63 | 2012-09-02 00:00 | すごいもん | Trackback | Comments(0)