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おおさかまちあるきvol.19 -天神坂から"おこし"を思い起こす-

おおさかまちあるきvol.19 -天神坂から\"おこし\"を思い起こす-_e0008223_029892.jpgおおさかまちあるきvol.19 -天神坂から\"おこし\"を思い起こす-_e0008223_0292224.jpg
天神坂。
かつては、水の豊かな大坂でも飲料水には苦労したらしい。
各家庭では水ガメを持ち、飲料水を売り歩く水屋から買っていたのだという。
そんな時代も、ここ天王寺あたりは名水の宝庫だったそうで、さきほどの金龍水も含めて亀井・逢坂・玉手・安井・増井・有栖・の各井泉は、天王寺七名水と呼ばれており、飲料水には苦労しなかったのだとか。
おおさかまちあるきvol.19 -天神坂から\"おこし\"を思い起こす-_e0008223_030974.jpgそれを彷彿とさせる水場を坂の途中で見つけた!ちょうどノドもカラカラで、ラッキー♪いただきー!と飛び付いたが、"飲んではいけません"の看板に肩を落とす。

おおさかまちあるきvol.19 -天神坂から\"おこし\"を思い起こす-_e0008223_0303478.jpg天神坂は、安居神社へとつながる道からそう呼ばれる。菅原道真公が祀られている安居の天神さんも案の定とっくに閉店。
大宰府に流される途中、四天王寺に立ち寄り参詣後、ここで一服したことから「ここに、暫時やすらひ給ふ故」から安居神社という名前になったという。また、左遷という憂き目にガックリの道真公を慰めるため、村人がもち米を蒸して乾燥させた"おこし米"を献上したのが、今の大阪名物"おこし"の発祥だとか…。お礼に、自分の家紋である梅鉢マーク入りの片袖を渡したことから今もおこしのパッケージには梅鉢があしらわれているのだそうだ。

おおさかまちあるきvol.19 -天神坂から\"おこし\"を思い起こす-_e0008223_0311948.jpgおおさかまちあるきvol.19 -天神坂から\"おこし\"を思い起こす-_e0008223_0321158.jpg
コドモの頃、親戚のおばちゃんチに行くと必ず菓子鉢にはいってたなぁ…。生姜味とか黒ゴマとかどれも地味ぃ~で、かっとーて、一枚食べるのに時間かかってしゃーないからイヤやったなぁ…。なんや年寄くさいし、見た目も…。が、最近ひっさしぶりに食べてみると、なかなかおいしい。年くったなぁ…としみじみ。

また、この神社には"かんしづめの井"というのがあり、これは"癇鎮めの井"ということで、これまた道真公が一服中にガックリきすぎてフゥ~となってしまったところ、この水で持ち直したのだという故事かららしい。残念ながら、ここも枯れてしまっているそうだ。

伝説作りまくりだ。逸話ラッシュの天神さんを慰めるお祭りがいよいよ再来週だ。元気だそーぜ!道真ーッ!

by ke-ko63 | 2009-07-11 00:38 | Comments(2)  

Commented by mikeblog at 2009-07-12 07:21
昔の有名人はみんな歳をとってるような気がするんだけど、子供の頃だってあったのにねー。道真ちゃんはどんな子供だったんだろうなぁ。いきなり大人にはならないだろうからアブアブなんてヨダレ垂らしながらハイハイして行って柱にゴツンなんてしてたんだよね、きっと。子供の頃はおこしも食べて、「イマイチだ。」なんて言ってたかもー。あー、笑える
Commented by ke-ko63 at 2009-07-12 19:30
>ミケさん
アハハ。ほんまやわ。えらい人はみんな年寄りばかりなり。
でもね、道真のことを調べてたら、バブバブ~の頃は道真にはなかった説にいきあたりました。
なんでも、道真のおとっつぁんが庭を眺めていたら、見知らぬかしこそーなコが遊んでいて「どっからきたん?」て声かけたら「あんたの子ォになったろーと思てきましてん」って言ったのが道真だった。というハナシに、ほほーっと思いましたな。天才も自分の左遷は予言できなんだんでしょうかねぇ…
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