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おばすな土佐日記 vol.40 -第4回遍路行-

お風呂をよばれたあと、洗濯機を回してる間、散歩に出る。
国道沿いに、ローソンがあるのに驚いた。こんな辺鄙な(失礼!)ところにローソン!普段なら、なんてことないけれど店内の過剰な蛍光灯のまぶしさが懐かしくて、ありがたい。いそいそとビールを買い込みレジで精算後、ここの閉店時間を尋ねる(なんでって、追加のドリンクが必要になるかもしれませんでしょ?)。
お店のおばさんの、ぶっきらぼうな「24時間営業ですけど」の返事に、こんな田舎で24時間営業ッッッ!とさらに驚く。

部屋に戻った頃ちょうど晩御飯の時間となり、静岡からおみえという歩きへんろのおじさんと一緒に、食堂でご飯をいただく。
おじさんも順打ちで歩いていることを聞き、明日のコースについて聞いてみた。

明日歩く予定の焼坂峠の途中が工事中で、本来のへんろ道が歩けないため大きく迂回するルートとなることを、ここへくる途中の道の看板で知ったワタシは、とても不安だったのだ。

へんろ道は、へんろ協会の道しるべステッカーや、先人達がつけてくれた目印のおかげで方向音痴なワタシでも迷わずに歩けるのだ。その道を逸れて迂回するとなると、見知らぬ山道で何を目印に歩いていいのやら・・・。山の中で道に迷い、誰にも気づかれずに白骨化するの図を想像するとゾッとする。

という話をすると、静岡へんろさんに、ワッハッハと一笑に付されてしまった。(や、本人いたって大マジメなんスけど…)
「大丈夫、大丈夫。歩けるよきっと。」と自信満々で断言するので、もう何巡もされてるのかと思いきや「初めてです」とのこと。(おいっ!)

おばすな土佐日記 vol.40 -第4回遍路行-_e0008223_2249136.jpgへんろ道の迂回ルートを避けるとなると、長いトンネルを越えて国道を歩くルートになる。へんろ道に比べて単調な道だし、なにより距離が長い。

静岡おじさんと、宿のおかあさんふたりがかりで「行ける、行ける、だいじょぶだいじょぶ」と言ってくださるが、「うわぁ~迷う~」と言いながらも、石橋を叩いて渡るどころか、石橋を叩いて叩いて叩き割ってしまうほど小心者のワタシのハラは国道ルートで行くことを決めていた。だって、山道→迷子→白骨化は恐いもん・・・。

宿のおかあさんが、自家製仏手柑をなんにでも絞って食べるとおいしいよ。と言って、そうめんに絞ってくださるも、アタシャ明日のことを考えるとそれどころじゃないのですよ。

部屋に戻って仕入れたビールを飲みながらも、結論は出ない。あぁ…と思ってるうちに眠ってしまった。

by ke-ko63 | 2009-12-03 22:53 | お遍路に行きたい | Comments(2)  

Commented by mikeblog at 2009-12-05 22:54
仏手柑てあのへんてこりんな中に果汁が入ってるの?もしかしてあれは手袋、、、怖いなー。
お遍路さんはいつも初めての道を歩くわけだから、迂回路なんていわれると不安だわ~。お連れさんが居たら一緒に行くのがいいかなー。通行が困難だけど通れないとは言っていないのが迷うところですね。
Commented by ke-ko63 at 2009-12-06 22:15
>ミケさん
そうそう。あのごつごつしたかわったやつですね。
でも、ここいらではこぶりのソレで、徳島のスダチのような使い方をされてるようでした。
柑橘大好きなワタシとしては、これもおいしかったです。
迂回路は、どこへつれてかれるのかわからんという不安がありまして、なかなか決断できないのでするよ
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