てんやわんやな伊予路 2010秋遍路11

へんろ2日目なれど、実質歩き出し初日。
e0008223_23114161.jpg松尾峠で県境を越えた途端に、うそみたいにキレイな整備された道になる。いや、もう、「なにこれ!」な道なのですよ!
高知県側からヒーハーヒーハー登ってきた急坂も、てっぺんを境に愛媛に入った途端なだらかな下り坂、そして、ごつごつ岩や、ガタガタ道が平たくならされた上に枯れ落ち葉などがふんわりと敷き詰められ、さらには転落防止柵までついたハイキングコースになるのだ。

あのクタクタ道はいったいなんやったん?
究極のツンデレルート、恐るべしっ!松尾峠めっ!


e0008223_2312422.jpgそう思うと、県をまたいで道の整備のされ方の違いに笑いさえこみ上げてくる。
修行の道場『土佐』に、最後の最後までコテンパンにやられたあとの菩提の道場『伊予』。
「イラッシャーイ(三枝師匠風で)、しんどかったっしょー?ねー。こっからなだらかーなえぇ道やからねー」と言われてるようなキレイな道なのだ。

しんどさのピークは終わった。あとはラクラク鼻歌でも歌いながら・・・と、思ったのはほんのひととき。山道から里へ下りて来てもなかなか目的地が見えない。

一本松温泉の看板が見えた。
松尾峠の頂上手前の休憩所で先発されたおにぃさんたちはここに泊まるのかー。いいなぁ・・・。
もう、足痛となってきたー。まだなん?今日のお宿はー・・・。

ずーっと歩き続けて、もういい加減くたびれた。いや、それ以上にノドが乾いて仕方ないのだ。
松尾峠を侮っていたワタシは、水分補給についてもタカをくくっていた。
ないのだ、どこにも自販機がっ!
菩提の道場と言いつつも、自販機に巡り合えないまま里まで下ってきた。そしてその里にも自販機がないってのはどゆこと!

しばらく行くと、立派なトイレが目に入った。必要な水分摂取もままならないワタシにトイレはいらんのだよ。今ワタシに必要なのは水分。あぁ、絞り出したって一滴たりとも出ませんわよ!


e0008223_23122062.jpgトイレ前のベンチで、いよいよギブアップ。もうダメです。いけません。時刻は5時を回ってる。
ケータイで、今日の宿に電話をする。
おかみさんが出たら、もうクタクタってことを話そう。そして、お迎えをお願いしよう。

コール音を数えながら、なるべく疲労困憊遍路を装うモードに入る・・・。いや、ほんとしんどかったんですけどね。
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by ke-ko63 | 2010-10-26 23:16 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(5)  

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Commented by 八咫烏 at 2010-10-27 11:47 x
いつのまにか題目が変わっていましたね。
「てんやわんや」・・・は、あの有名な漫才コンビさんと関係があるのでしょうか?
そういえば「瀬戸」とついていたのは瀬戸内海と関係するとか?
古いコンビさんですが、そんな話をする私も古い・・・って!
はりQさんは「お笑いの聖地・大阪」なので若くてもご存知なのかしら?
Commented by クマタカ at 2010-10-27 17:32 x
横レスですが、菩提の道場に入ってからのサブタイトルは、獅子文六の小説『てんやわんや』に因んでいるのでは?
この小説、津島町(合併後は宇和島市)がモデルになっているそうで、ブンガクに造詣の深いはりQさんのことだからたぶん…と思っておるのですが。
しっかし、「こっからなだらかーなえぇ道やからねー」という三枝師匠風の声が聞こえたのは、きっとフェイント。
これから次々と厳しいスパイクが打ち込まれますよー。
Commented by 八咫烏 at 2010-10-27 21:17 x
クマタカ様、ありがとうございます。
文学にもお笑いにも、あまり縁がないものですから・・・
お笑いの「てんやわんや」も主な活動は東京の方のようですね。
失礼いたしました。
Commented by ke-ko63 at 2010-10-27 21:46
>八咫烏さん

獅子てんや 瀬戸わんや。ピーピーピーよこちゃんじゃアヒルじゃガーガーですな。
いや、死んだばーちゃんから聞きました。なにせ生まれる前ですから…

うそです。

てんやわんやって、わたしも漫才コンビしか知りませんでしたが、愛媛に入るに至っていろいろ調べると、この漫才コンビの名前はクマタカさんのおっしゃるとおり獅子文六って人の著作が由来であることを知りました。

大阪ミナミには、上方芸能を保存伝承するワッハ上方ってぇ施設がありまして、そこへ行くと昔むかーしの演芸に浸ることができます。楽しいですぞ~。ぜひぜひ、一度お越し下され
Commented by ke-ko63 at 2010-10-27 21:51
>クマタカさん

フォローお申さげなござんす。
さすがは、クマタカ師匠。獅子文六って、おへんろしなければきっと生涯知ることのなかった作家だと思います。悲しいかな絶版になっておりますが、図書館で今、せっせと借りては読んでおります。『娘と私』なんざ、なみだなみだでございましたとも。えぇ。

菩提の道場だけどこれからドえらいしんどいロードが待っておるのですか?マジで?うわーん。

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