てんやわんやな伊予路 2010秋遍路14

一本松の商店街を通り抜け、自販機ラッシュのおかげでノドの渇きはおさまったものの、まだ到着せんのか?どんなけ遠いねん、どこやねん、今日のお宿はーっ!
と、叫ぶ元気ももはやどっかへ落っことしてきた模様。歩くたびに、「へべ」「れけ」「へべ」「れけ」と号令をかけねば足が前に出ないようなありさまだ。

と、今度は道が二股になったところに行き当たる。ちょうど、小さな畑で作業している方がいらっしゃったので、道を尋ねると丁寧に教えてくださった。「もうすぐ」なのだそうだ。
お礼を言って、また歩き出す。一緒に畑を見ていた娘さんが、「もうすぐですから~がんばってー」と、手を振って見送ってくださった。

だまされんぞー!田舎の人の言う「もうすぐ」は、想定距離×2~3倍と考えていてちょうどいい。
これまでも、何度か道を尋ねてはぬか喜びさせられたワタシは、”もうすぐ”という言葉にナミナミならぬ警戒心を抱いている。なので、あのおじさんの言う「もうすぐ」は、「もうすぐ」であっても、ちっとも「もうすぐ」なんかではないはず!だまされんぞー!

ワタシは、にわかにこぶしを振り上げ振り上げ「もうすぐなんてうーそさっ♪もうじきなんてうーそさっ♪ねーぼけーたひーとがだまくらかーしたーのさっ♪」と、いつもの”おばけなんてないさ”のフシで歌いつつ歩く。

と、目の前でちりとり片手に箒を頭上高く振り回してるご婦人が見えた。
傍らには大きな鳥居。鳥居?えーっと、今日の宿を予約する時にたしか「道沿いに鳥居があってそこから5歩だからねー」って言ってたおかみさんの声を思い出した。
え?その鳥居?

ほんまに「もうすぐ」だった。
さっきの畑のおじさんごめんよー。ほんとすぐでした。堪忍ねー。

箒とちりとりを振り回しながら「遅かったねー」と、おかみさんが出迎えてくれた。

はーっ。やっと着いたァ。しんどかったー。

部屋に通され、「すぐお風呂用意するからねー」と、おかみさん。荷物を置いて、その場にへたりこんだまま、しばらく放心状態のワタシだった。
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by ke-ko63 | 2010-11-02 21:17 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(4)  

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Commented by クマタカ at 2010-11-03 15:57 x
へべれけ状態でのご到着、お疲れさまでした。
田舎の人の「もうすぐ」って、フツーは車で「もうすぐ」なのだ。
でも今回は一目で歩き遍路だとわかるから、そのまま受け取ってOKだったのよ。
はりQさんの必死のHelp Callにおかみさんが応えなかったのは、まだ明るかったからじゃないかなー。暗くなってからだったらきっと・・・。
ここに泊まる歩き遍路さんは歩くのが大々ダーイ好き、という傾向があるのでそれがおかみさんの頭にあったのかも。
Commented by とっと at 2010-11-03 18:05 x
さぁ、いよいよあの女将さんと「ごたいめ~ん!」ですね。
この後、翌朝にはりQさんが出発するまでの女将さんとの(丁々発止の)掛け合い漫才が楽しみですね ^^)

さあ、いつまで引っ張るのでしょうか。
まあ、おそらく年内一杯は持つので(持たせるので)しょうね~ w
Commented by ke-ko63 at 2010-11-03 18:59
>クマタカさん

へべれけって酔っ払いみたいだけど、酔っ払いより酔っ払いっぽい足取りでしたわ。

そうなの?歩きダイスキっこさん御用達宿とはしらなんだ。
でもねー、この夜が長かった…千春もまっ蒼です。
Commented by ke-ko63 at 2010-11-03 19:03
>とっとさん

『ご縁』の不思議を感じましたよ。いや、ほんと。
年内いっぱいひっぱる?いえいえ、ここから怒涛のラッシュでブログアップですぞー!
てのは、ウソです。

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