てんやわんやな伊予路 2010秋遍路25

さぁ、いよいよ柏峠へ突入する。
前日の宿で、文旦ラビリンスに迷い込んだ上に滑って転んでをやらかしてヒィヒィで登った松尾峠のことを女将さんに話すと、「松尾峠に比べたら柏峠は楽勝♫」と太鼓判押された柏峠だ。
e0008223_2314398.jpg
徐々にきつくなっていく坂道を登る。そして、傾斜にあわせて次第に息もあがってくる。
お!野口雨情の詩碑が立ってる!

『沖の黒潮荒れよとまヽよ  船は港を唄で出る』  アーコリャコリャ。そんな合いの手を入れてもう一度声に出して読んでみる。


e0008223_23151980.jpgさらに登って行くと、また野口雨情の詩碑が!

『雨は篠つき波風荒りよと  國の柱は動きやせぬ』 「動きゃせぬ」かぁ。えぇリズムやねー。さすがはウジョー。うまいなー。

そんな調子で雨情がやたらとうたを詠んでる碑に出くわす。雨情、そして雨情、はたまた雨情・・・


e0008223_23154328.jpg『松の並木の あの柏坂 幾度涙で 越えたやら』 あらあらとうとう泣いちゃったよ、ウジョー。

わかる、わかるよぅウジョー。ワタシも泣けてきちゃったよぅ。もう引っ返そうかと思うほどしんどくなってきた。
この頃になるとずっとずっと登りが続いていて、飽きちゃったのだ。ちょっと進んでは立ち止まって息を整える、また歩き出す、立ち止まって深呼吸。これを繰り返してるとちっとも前に進まないのだ。
どんなけ登らせる気ぃやねん!ムッカー!ヽ(`Д´)ノ

そんなこんなでブーたれてても登らねば越えられぬ。そして、またウジョー。
雨情がウジョウジョ出てくるのだ。

「雨情うた詠み過ぎやで。」
こんな峠道を越えながら、うたをひねる雨情。余裕かましまくりやん。
それでも、まだまだ雨情は出てくる。だんだん腹が立ってきた。
「雨情めーッ!」

『遠い深山の 年ふる松に 鶴は来て舞ひ 来て遊ぶ』

あら?ウジョーの作風が変わってきちゃったよ。
さっきまで共に峠を越えてる同士気分だったのが、ここへきてウジョーがどっか遠くへ行っちゃったよぅ。
さすがのウジョーも、この登れども登れども頂きに届かない柏峠に嫌気がさしてしまったのか?
ウジョーよ、どこへ行くの?ワタシを置いてどこへ行くの?ウジョーッ!

と、芝居がかったセリフを吐いてみても登り坂は、まだ続く…。そして次第にウジョーがウザーく感じられてくるのだった。
[PR]

by ke-ko63 | 2010-12-21 23:17 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(6)  

トラックバックURL : https://harikiriq.exblog.jp/tb/13854658
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by Nabe at 2010-12-22 00:20 x
ウジョー! 立てぇ! 立つんだ、ウジョー!

・・・えぇ、意味のないことを叫んでしまいました。
すんまへんナ。最近コ芝居にハマってまんねん。

ウジョーの歌碑は今回の記事を見て、あ、そうそう、あったあったと思い出しましたよ。ただシンドイゆうて写真撮る余裕はあったんですな。でもピントがぼやけてたり、アングルがあっちからやったりこっちからやったりしてるとこを思うと、やっぱりハラホロヒレハレやったんが、なんとなくわかるような気がします。

そやけど、もうすぐ年またぎへんろ行に出発ですねんやろ。それまでにてんやわんや記事は書き終えられますんやろか。これも年またぎに、、、なりそうでんナ。

さぁ、続きをはよ書けぇ! 書くんだ、ハリー!
Commented by まねき猫 at 2010-12-22 15:20 x
柏峠ではイノシシのヌタ場があったでしょ。

雨情の句がウザく感じるその気持ち、どうじょうします。

ええかげんにせぇ!
Commented by ke-ko63 at 2010-12-23 01:44
>Nabeさん
当店は、酔っ払いの入室を禁じておりまして…ハイ。(^^ゞ

野口雨情って、すごい人だと思うけどあの登り坂に乱立してると、終いには腹立ってきますな。うととるばあいかっ!ってね。
写真のピントがアレだったり、アングルがナニだったりするのは、デジカメ3段のワタシのテクニックでして…うそ。
おっしゃるとおり、ハラホレヒレハレでございました。ハイ。

トシマタギ?いえいえこれはなんとか完結させんとバスには乗れませんて。つーか、年越し遍路のプランもまだ未確定だったりする次第でして…
Commented by ke-ko63 at 2010-12-23 01:48
>まねき猫さん
はいはいありましたヌタ場。
ヌタ場ってなに?と思いましたが、背中がかゆくなったイノシシがひっくり返ってカイーノっ ってやるところのことかな?などと勝手な解釈をしております。

そうなんです、雨情まみれで、もうどうじようもなかったんです。(チト無理があるか?)
Commented by mikeblog at 2010-12-26 23:05
野口雨情さんという人は童謡作家だったんですね。驚くほどたくさんの詩を残した、ということですから日本のあっちこっちを歩きながらずっと詩を作りながら歩いていたんでしょうか。頭の中には詩がいっぱい入っていて絶えず出していた?それにしても雨情は本名?と思ったら英吉という名前らしいです。ペンネームだったのね。オシャレですね。
Commented by ke-ko63 at 2010-12-27 22:17
>ミケさん
雨情は英吉っていうのかぁ。ふぅん。でも、雨情っていい名前ですな。ロマンティーック♪

雨情ほどになると詩が自然と湧いてくるんでしょうな。ステキ。
モテ要素満点ですな。イケメンだったのかなぁ?

<< てんやわんやな伊予路 2010... てんやわんやな伊予路 2010... >>