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坂の上の・・・ウキウキ初GW遍路行 11

今日の泊まり客は先客のおじさんとワタシのふたりだけらしく、静かに夕食タイムスタート!

長野からお見えのおじさんは、5年前に通し打ちで結願し、今回また区切り打ちで2巡目を歩いてらっしゃるのだそうだ。
昨日は出石寺という別格をお参りしてこられたそうで、そこへの道のりがもう大変だったというお話をされていた。

今日内子から区切り打ち再開で、寝不足でフラフラになりながら歩いてやっとここまでたどり着いたワタシは、明後日に控えている岩屋寺アタックにかなり不安を抱いていて、「こんなダメダメへんろでも明後日岩屋寺まで行けますでしょうか?」と長野さん(とうとうお名前を聞きそびれてしまって(^_^;))にお伺いを立てた。

明日鴇田峠を越えて大宝寺にお参りし、宿に午後3時頃チェックインする予定で、距離は今日と殆ど変わらない。問題は明後日で、岩屋寺お参りしたあと予約している宿へ行くためにはどう考えても13時間も歩かねばならない。
もっと手前の宿も考えたが、連休中はすでに予約で埋まっていた。

今日より5時間も長く歩くなんてありえないので、三坂峠までの途中ルートを路線バスでショートカットすることも考えてはいた。けれどどうなんかなこの行程って…と、自分で立てた計画ながら不安いっぱいで長野さんにお尋ねしてみたのだった。

「え?明日、大宝寺だけ?もったいないよ」

長野さんの回答は意外だった。
もったいない?へ?どゆこと?

「大宝寺打って、岩屋寺まで足を延ばすべきだよ」

キョトーンとしているワタシに、宿の女将さんも「そうそう、岩屋寺まで行けるよ行ける!」と妙に自信満々におっしゃるのだ。

自分の立てた行程ありきで考えていて、明後日の13時間をいかに短縮するかということばかりにこだわって路線バスの時間などを調べていたワタシにとって、斬新な回答だった。"明後日の行程を明日にねじ込む"なんて思いつかなかった。
いや、ねじ込むってそんなんできます?今日でもこんなにヘロヘロになってるのに?と食い下がるワタシに長野さんが、「じゃあ僭越ながら明日はボクが先達いたしましょう」と言って下さった。

ま、マジっすか? ワァ──ヽ(〃v〃)ノ──イ!!

通し打ちで一度結願されている方に先達していただけるとあれば、安心してついていくだけだ。(ビバ!他力本願)それまで抱いていた不安は一気に解消された。
「大丈夫。余裕で明日宿に入れるよ。」とさらに心強さ5割増のお言葉に、女将さんも「よかったねー」と言って下さった。

これで安心してご飯がのどを通ります。あー、ビールもうまいなー。

その後は、女将さんを交えて遅くまで話に花が咲いた。楽しかったなぁ…。
明日は6時半出発。どうかいいお天気でありますように。。。

by ke-ko63 | 2011-05-16 05:19 | お遍路に行きたい | Comments(0)  

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