坂の上の・・・ウキウキ初GW遍路行 18

八丁坂を登り切り、じわじわとこみ上げる達成感に浸る暇もなく、道は下りはじめる。どんどん下る。おぃおぃ下り過ぎなんじゃね?てなくらいに下り坂。
膝が笑うというけれど、いや、そんなもんじゃない。笑いすぎてアゴ外れたくらいにガクガクなのだ。(外れたことないけど)
これが、噂に聞く遍路ころがしなんじゃないのか?八丁坂で遍路を泣かせ、終わったと思ったら今度は転がしにかかるのか!なんとゆー道!

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石や岩がごろごろする坂道は、油断ならない。うっかり石ころに足を乗せたりすると最後、ずーっと下まで転がされてしまうにちがいない。慎重に慎重に…でも、そこそこ急ぐ。
ずんずんずんずん下ってきたところで、お堂が見えた。「あれが、迫割禅定だよ」と前を行く長野さんが振り返って言う。

おぉ~っ!とうとう着きましたか!ヤターーッヽ(^o^)丿

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お堂の中には真っ赤に燃えるお不動さんがいらっしゃった。その隣に、鍵のかかった扉があり、その向こうの崖からロープ(というか布製のたよんないヒモ?)が垂れていて、我こそは!という猛者はここの崖と崖の隙間をロープひとつでせりあがっていくという"行場"なのだという。
頂上にたどりついた者は、はるか向こうに石鎚山を拝むことができるのだと聞く。

しかしこの岩場は、ほぼ垂直にそそり立っており生半可な気持ちではとうていくアタックできそうにない。だって真っ赤なお不動さんが隣で睨みをきかせているんだもの…。
鍵のかかった扉のこちら側から頂上付近を見つめていると、「で、キミ"せり割り"やるの?」と長野さんがニヤニヤしながら声をかけてきた。
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なんとかとケムリは高いところが…って言う。そう、ワタシはその"なんとか"なのだ。高いとこだーいすき♥
やりたい。とってもやりたい。でも、扉の鍵をこのさらに下にある本堂まで行ってもらってこなければならないらしい。

「下るのはいいけれど、また登って来なきゃなんないんですよね?それがヤだなぁ…」だからアタック中止。
長野さんは、まだニヤニヤしている。「いや、ほんまですって!今、鍵が開いてたら絶対やってんだけどなー。残念だなー…」

お不動さんにここまでの道のりを無事に歩いてこれた御礼を言い、本堂へ向かう。
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by ke-ko63 | 2011-05-21 19:00 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(10)  

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Commented by ヒロ at 2011-05-21 21:44 x
はりQさん、よっ、オトコマエですね。

八丁坂登られたんですね。此処は、修験道の行者さんが修行のため登られた道だそうです。私も、雨の中重いリュックを担いで登りましたが、雨の中座って休むことも出来ずキツイ思いをしました。

でも、遍路道で図鑑では知っていたのですが、蝋細工のようなギョリンソウ(ギンリンソウ)の花に出会うことが出来て最高でした。

裏から入っても山門あるし、雨の中70歳の老遍路さんに頼まれシャッターを押してあげました。

一緒に納経所に行くと「お疲れ様」と言われお茶とお饅頭のお接待を受けました。
Commented by 六根清浄 at 2011-05-22 02:48 x
例の石碑の写真、送らせていただきました!届いているとよいのですが・・・。

八丁坂、お疲れ様でした!岩屋寺へは県道をそのまま進んで行くっていうのもアリだとは思うのですが、やっぱり歩き遍路をしている以上は八丁坂は歩かないと損だと思うんですよね。八丁坂を経由することで、岩屋寺という御寺の本質を身をもって(しんどいですけどね)知ることができるっていいますか・・・。修行場なんですよね、あの御寺は。県道経由では、そういった御寺の本質は掴み辛いと自分は思うのですが・・・。

自分も八丁坂・岩屋寺を巡る道中には色々な思い出があって、今でも忘れられないポイントのひとつになっています。今回のはりQさんの記事を読みながら、その時の記憶があらためて鮮明に甦りました。ありがとうございました!
Commented by ke-ko63 at 2011-05-22 11:40
>ヒロさん
「オトコマエ!」と言われるとムショーにうれしくなるお年頃です。ハイ。(;^ω^)
しかし、疲れました。八丁坂。アキレス腱ってそう簡単には切れへんねんなーと思いましたよ。だって、あんな急坂を登るのに腱を伸ばすんですもんね。人間の体てスゴイなーと感動すら覚えましたよ。

ギョリンソウ?ん?と思ってググってみました。なるほど、ギョリンって魚鱗ってことでしょうか?白くてミステリアスなお花ですね。
山道で見たことないよな草花を見かけましたが、歩くのにいっぱいいっぱいでカメラを向ける余裕がなかったのが悔やまれます。もちょっと体力付けてゆとりをもって歩けるようにならんとあかんなーとしみじみ…
Commented by ke-ko63 at 2011-05-22 11:44
>六根清浄さん
写真ありがとうございました。
みかけたような、みかけなかったような…どうだったかな?です。ワハハー
岩屋寺は行場だからねー
と、四国入りする前にレクチャーをうけておりましたが、それってこういうことなのね!と、現地にたどり着いて納得しました。
他のお寺さんとは違った雰囲気をもってますよね。背筋がシャンとするようなそんな感じの…。
掛けつれの長野さんは、はじめ県道コースを行くようなことをおっしゃっていたのですが、ワタシが八丁坂コースで行きたい旨を言うと変更してくださったのですが、行ってよかったと思ってます。
Commented by ハイキング遍路 at 2011-05-24 23:00 x
えーと 結局 せり割やんなかったんですか?
セリ割の 生レポートどんなに書くか楽しみにしてたんですが。日程が かなりハードだから 仕方ないですよね。確かに 行場だから中途半端な気持ちだと危険ですね。
Commented by ke-ko63 at 2011-05-25 12:52
>ハイキング遍路さん
はい。迫割禅定は、パスしました。でも、今思うにやっぱりアタックしとけばよかったなぁ・・と心残りです。でも、もっかいあそこまで行くとなると、これまたハナシは別で…
岩屋寺は、浮かれた気持ちでフザケてるとバチをもれなく速攻でもらってしまいそうなそんな雰囲気のある霊場でした。

あぁ、やっぱり迫割禅定やりたかったなぁ…クヨクヨ
Commented by ハイキング遍路 at 2011-05-26 16:41 x
自分 高所恐怖症なんだけど なりゆきで セリ割やちゃいました。境内で 声をかけてくれたご夫婦に誘われたんです。遍路人では ないのですが 何回も上ったそうで ご主人なんかは 子供を背負って上がったこともあるそう。
ご夫婦について行ったので 思ったより恐くなかったです。ハリQねえさんの写真の割れ目の1番上まで行くと 右側に同じような鎖場があって それを上がると梯子がありその上にちいさな社があります。頂上は1坪ほどしかないのですが その社を3回 回って拝むそうです。景色はよかったのですが 鎖を握りしめ這いつくばってたんで 石ずち山はよくわかんなかったです。
セリ割やった後の 本堂横の梯子は全然恐く無く楽勝でした。
雨とか雪とか天候悪い時や 自分の体重を支える腕力が無い人は 止めた方がいいと思います。

太龍寺の舎心ヶ嶽の鎖場 慈眼寺の穴禅定とならんで記憶に残る場となりました。おねえさんが 今度行く時の参考になればと 思って書きました。
Commented by ヒロ at 2011-05-26 20:25 x
はりQさん、こんにちわ。

ギョリンソウは、お書き頂いたとおりですが、またの名をギンリンソウと書いたのはギンリュウソウ(銀竜草)でした。
腐生植物で葉っぱなど持たず葉緑素も無く花だけの物です。
きのこに良く似た性質のようです。

2巡目の歩きお遍路で慈眼寺の穴禅定をしましたが、穴の中を進むのに苦労しました。先達さんが進む手順を指導してくださるのですが、なかなか、巧く進むことが出来ませんでした。

無事に下界にでれて安堵いたしました。お参りする機会があるようなら穴禅定お奨めです。
Commented by ke-ko63 at 2011-05-26 21:06
>ハイキング遍路さん
え?あのたよんない布っきれロープで登った先は、まだ中継地点だったんですか?ほんとに?そこからまだ先に進むんですか?
うわーっ、やらなくてよかったぁ…(^_^;)

いや、やっぱりアタックしたかったかなぁ…
石鎚山は、はい、行くんですよ。えぇ、えぇ…ほんとですよぅ。どうあっても鎖場アタックしたくってね。だから。

太龍寺の舎心ヶ嶽の鎖場 慈眼寺の穴禅定…。
あ、あのぅ…。ワタシまだ結願してないんスけど2巡目決定なんですね?は、はぃぃぃ…(゚∀゚ ;)
Commented by ke-ko63 at 2011-05-26 21:08
>ヒロさん
花や草木や鳥の名前を知ってるっていうのにとても憧れます。
ほんとなんにも知らなくて…テヘ。

ヒロさんも勧めはるんですか?穴禅定。いや、だからまだ1巡目途中なんですってば…(゚∀゚ ;)

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