坂の上の・・・ウキウキ初GW遍路行 21

遠目に見てる分には、「こりゃ楽勝♪」とタカをくくっていたハシゴ。しかし、いざハシゴに手をかけてから見上げてみると、みぞおちのあたりがムズムズする。

ハシゴは立てかけてあるだけかと思いきや(んなわけないか)、ちゃんと固定されているので、半ばまで行って「あ~れ~っ」とハシゴとともに倒れるという心配はなさそうだ。(ほら、ドリフのコントみたいなアレですよ)
しかし、一段一段の距離が長く(約70センチ)、ヒョイヒョイとは登れない。横木の幅も8センチとちょいと太めで握りにくい。手のひらはすでに汗でびっしょり。これでうっかり滑ってしまったら…と思うとさらに汗が滲んでくる。コワ~。

とはいえ、ま、ゆっくり昇ってなんとかてっぺんに到着。ヽ(・∀・)ノ ワチョーイ♪
高いとこから見る景色。それも自力で昇った達成感にしみじみ浸る。腰に手をあて仁王立ちで下にいる人々を眺めていると、長野さんが手を振ってるのが見えた。(^o^)ノシ


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法華仙人堂跡は、そう広くなく真ん中に石碑?卒塔婆?塔頭?記念碑?みたいなものがあるだけで、その前の箱に納め札がぎっしり詰まっていたので、ワタシもそこに納め札を置き、賽銭箱?に小銭を入れ「無事に昇らせてくださってありがとうございました」と御礼を言っていると、はしごのあたりが賑やかに…。

見ると、先客のご夫婦が今まさにハシゴを下りようとしているところで先に下り始めたご主人にくっつくようにして降りようとしている奥さんが「コワイーコワイー!」と絶叫しているところだった。
「先行かないでー。くっついておりてー!」と無茶なお願いをしている奥さん。
「オマエッ!オレの頭踏むなっ!」とご主人。
微笑ましいねぇ…と上から眺めていたが、奥さんの形相と絶叫が尋常ではないのを見て、思わず、「大丈夫大丈夫ゆっくりゆっくりーーっ!」と、声援をおくらずにはいられなかった。

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団子状になって下りていくご夫婦。「ちょっと危なくない?あれ・・・」と、先客のラブラブカポーのカレシが言い出した。「ですよね。もしも・・・があったらふたり一緒に…てな感じですよね」と、見ている側も背中がぞぉ~っとしてくる。
大騒ぎしてる夫婦を下界の人々も見守っていたようで、ある団体の先達さんが「危ないっ!離れろっ!一緒に落ちてしまうぞっ!」と大声をあげた途端、一瞬にして緊張の糸がピーンと張ったようになり、長い時間かかって夫婦が地上へ辿りつくのを見た瞬間、地上チーム(カポーのカレシとワタシ)は拍手した。

・・・・。

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昇ったら下りる。そう、次はワタシの番だ。
足の裏がムズムズしてきた。昇る時より下りる時のほうが何倍も怖いというのは、昇った者にしかわからない。いよいよ自分も下りるとなると、さっきの奥さんの絶叫は笑えない。ましてや、ワタシは単独行。頭を踏ませてくれるダンナもいない。
妙な汗が背中を流れ、ぬぐってもぬぐっても手のひらは冷たいのに汗でびっしょり濡れている。

「大丈夫。ゆっくり下りればいいんです。がんばって!」
ラブラブカポーのカレシは、そう声をかけてくれた。(あんがとよー)
こっくりうなづいて、「んじゃ、お先に…」と、ハシゴに後ろ向きになって横木をだきかかえるようにして足をのせる横木を探る。(下見たら怖いねんもん)
足が安定したら、ぶら下がっていた横木から手を離して一つ下の横木に抱きつく。たぶん、大きめのサルがハシゴを下りてきたんじゃね?と下の人は思ってるだろう。いや、そんなこたぁどうでもいい。サルだろーが、カバだろーがなんだっていい、無事に下ろしてくださいおだいっさーん!

かなりな時間をかけて、やっと地上に生還する。ε-(´・`) フー
地面バンザイ。好きなところを歩けるってステキ♪大地にひざまずいてチューしたい気分だ。
ふと気づくと、長野さんが立っていた。
「キミ、昇ったんだね。おどろいた!」と、笑っていた。
7.5メートルあったんだそうだ。今思い出しても胃の裏っかわあたりがムズムズする…。
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by ke-ko63 | 2011-05-24 21:14 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(14)  

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Commented by at 2011-05-24 21:55 x
・・・
やっと半道中、まだまだ大変な所が続くようで、読むだけで後ずさりしてしまいます。
私、岩屋寺にいけるんだろうか~。
体力はシワと反比例していて不安になってきました・・・
Commented by ヒロ at 2011-05-24 22:35 x
はりQさん、こんにちわ。

よくぞ登られましたよねぇ~~。

此処の梯子から落っこちて亡くなられたお遍路さんがいたのです。ニュースにもなりましたけど。

Commented by Hide at 2011-05-24 22:45 x
はりQさん
昨年、岩屋寺の梯子を登って、降りるときに転落して亡くなった方がいたことを、ご存じではなかったようですね。
確か、「掬水」の「談話室」でも話題になっていたと思いますが・・・。
その時に、たまたま居合わせたという方に、今春の遍路の途中22番平等寺の隣の「山茶花」で出会って、お話を伺いました。
一緒に行っていた(亡くなった方の)奥様は、下から見上げていたそうですが、それはもう大変な状況だったそうです。
私は、最初から登るつもりはありませんでしたが、はりQさんは、「流石!」ですね。
Commented by Nabe at 2011-05-24 23:20 x
もしも私がそのとき上にいっしょにおったら、さっさと先に下りて、、、あ、いやいや、、、ちゃんと手助けしてですな、姫の無事な生還を心から祈り見守り続けたでしょうなぁ。
なんせ私ゃ「助さん」ですから、ハイ。

けど、上にいっしょにおったんがラブラブカポーのカレシさんでは、「いや~ん、アタシ、こわくて下りれな~い、ウエーーン、、、」てなウソ泣きはできませんわナァ。残念でしたなぁ。ワハハハハ!!



ゆ、ゆうときまっけど、今週は何かと忙しいんで、体育館の裏とか行ってるヒマないんで、、へぇ、まぁそうゆうことで、、、。

ほな失礼おば、、。  スタコラサッサー
Commented by ハイキング遍路 at 2011-05-24 23:25 x
そうなんですよね。
ここから落ちたら死んでしまうんですよね。

自分が言ったのは去年だったんですけど注意の張り紙があったような気がします。でも見てしまったんです。
どうみても6歳ぐらいのスカートはいた女の子が すたすたと梯子を登っていくのを。法華仙人の生まれ変わりだ!!
Commented by けんちゃん88 at 2011-05-25 00:41 x
岩屋寺本堂横のハシゴ。よくぞ、ご無事で降りてこられました。

 私も、足を思いっきり下に伸ばし、横木に乗せて降りるとき、スルッと踏み外すんじゃないかと気が気ではなかったです。

ここでは去年、大阪のご夫婦が来られて、ご主人がハシゴを降りる際、背中をハシゴにもたれかけての反対向きの姿勢だった為、誤って足を滑らせ落下、亡くなられるという悲しい出来事があったそうです。

お遍路中の事故。ご家族にとって何とも言いようがない複雑なお気持ちだったことでしょう。

今後とも、お互い、道中くれぐれも気を付けてお参りいたしましょう。




Commented by ke-ko63 at 2011-05-25 12:25
>桃さん

シワと反比例に激しく同意しております。(;´∀`)
でも、大丈夫。ワタシだって行けたんだからきっと桃さんだって!
がんばってー!
Commented by ke-ko63 at 2011-05-25 12:27
>ヒロさん
ここから落ちた方がいらっしゃる話は聞いたことがあります。八丁坂を越えて足もガクガクだったから、自分でもずいぶん緊張しました。
Commented by ke-ko63 at 2011-05-25 12:30
>Hideさん

このハシゴで起きた事故の話はあちこちで話題になってましたね。
だからなのか、あまりハシゴアタックを敢行する人もなく…
でもね、迫割禅定をパスした手前、どうしても高いところに登りたかったんです。なんとかと煙の"なんとか"としては…(;´∀`)

掛け連れの長野さんも、登る気はサラサラない っておっしゃってました。
Commented by ke-ko63 at 2011-05-25 12:35
>Nabeさん
体育館の裏やなくてもえぇんですよ。ちょっと顔かしてくれたら…すぐ済みますよってに…ちょっとそのイラんこという口をムギューっとひねるだけですから…( ̄ー ̄)ニヤリ
助さんなのに懲らしめられるっての、斬新ですな。

Commented by ke-ko63 at 2011-05-25 12:38
>ハイキング遍路さん
Σ(゚Д゚;エーッ! 6才って…。あのハシゴの段差をどうやって?
でも、子供って怖いもん知らずですからね。トシとると怖いもんが増えてくるような気がします。
数年前、祖谷のかずら橋に20年ぶりくらいに行ったんですが、渡るのにこんな怖かったっけ?と思いましたもん。
Commented by ke-ko63 at 2011-05-25 12:46
>けんちゃん88さん
地に足がつかないことの不安って、ものすごく恐怖ですよね。
もし今、手が滑ったら…とか、足を踏み外したら…とか、強風が吹きつけたら…とか、とにかくあらゆるネガティブな妄想で頭がいっぱいになっておりました。

白衣を着て、死後は卒塔婆にと金剛杖を持ち、四国を歩いてはおりますが、自分にはそんな覚悟はまったくできておらず、事故で亡くなった方もそのご家族もさぞかし無念だったろうと思います。
自己責任で歩いているんだけれど、やっぱり十分気をつけて人に迷惑をかけないように歩かせていただかなければ…と、あらためて思いました。
Commented by 桃 ぶどう at 2011-10-13 21:45 x
秋には岩屋寺まで歩く予定です。

前に読んだ時は、へ~^^てな気持ちで楽しく読ませていただきましたが、今回宿や道の様子を参考にさせて頂こうと、読んでいたら・・・@@
楽しいより、現実味を帯びてきて不安^^;

「前日に泊まったたちばな旅館のコメントにある、アノ宿」とは、皆は周知のずご~い宿はいったいどこ?
ひわた峠も、岩屋寺のせりわり禅定も梯子も、気になって困ります…
あたし、大丈夫かなぁ~(冷汗)
Commented by ke-ko63 at 2011-10-13 23:16
>桃 ぶどうさん
岩屋寺ですか。大丈夫、大丈夫。せりわりはやってないけど、はしごは大丈夫。いや、ちょいと怖かった。うそ、かなり怖かった。
登るよりも降りるときのほうが・・・

とにかくゆっくりゆっくり安全を確かめて行けば大丈夫かと・・・

ファイトー

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