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来島海峡急流観潮船- 遍路番外編 4 -

たんこぶつくったまま次のポイントである、来島海峡急流観潮船のりばへ・・・。
来島海峡は、潮の流れがさまざまに変化する三大急流の一つに数えられ、船の航行も多く海の難所なのだそうだ。
鳴門の渦潮ってのは、みたことがあるけれどココのはちょっと違うらしい。
鳴門の渦潮を見下ろしながら、なんで海に渦が巻くのか?というレクチャーを昔うけたことがあるけれど、何度聞いてもよくわからん。潮の満ち引きは、月の満ち欠けと関係があるとか、引力の法則と関係があるとか・・・いや、だからー、なんでぐるぐる渦巻きになるのよ?って。

水のあるところに船あり。水都大阪に暮らす者として、船は子供の頃から好きなのだ。
そうでしょ、そうでしょ。お船に乗らなきゃ!で、今回の急流観潮船乗船も行程にねじ込んでもらった。
最寄の道の駅で乗船チケットを購入し、ウキウキ気分をもてあましながらもまずは腹ごしらえ。
すし飯がちょっぴり甘めだけれど、サカナはゴリゴリでおいしい♪
「やっぱり海に来たからにはサカナですなー。来島海峡の潮にもまれてサカナも筋肉が発達してるんだろうねぇ、あぁうまいうまい・・・」ご満悦なワタシの向かいでは、先輩がなぜか黙々と熱いうどんをすすっていた。(なぜにうどんなのか?ナゾだ。)
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食後、10分前行動で船乗り場に移動し、すぐ乗船。出発進行!
ライフジャケットを着用し、船べりに陣取るも、今日はそう潮の流れは速くないという船頭さんのお話。
あらま残念・・・と思いつつも、走り屋的舵捌きで波の上を跳ねるように走るので、砕けた波しぶきが顔に腕に飛んでくる。
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来島海峡大橋を仰ぎ見ながら橋桁の横を通過して橋の真下をくぐったり、村上水軍の居城があった要塞のような島の近くを通ったり、進水式を待つ紅白の垂れ幕で飾られたタンカーや、外国船籍の巨大な船など、造船の町今治を間近で見物できるポイントを通過したり、みどころ満載だ。
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で、最後に八幡渦とよばれる潮目へ。
船のエンジンを停止し潮の流れに身をまかせる。あらあらほんとくるくるまわっちゃうよ。
潮の流れの激しい日には最大10ノット、落差は2メートルになるというこのあたりは、慣れた船頭じゃないと巻き込まれてしまうのだそうだ。船頭さんやんわり自慢げだ。
(※1ノット=時速1852m なんだそうです)
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船頭さんの軽妙なアナウンスと舵捌き、みどころいっぱいな来島海峡に乗船時間の40分は、あっという間だった。いや、これオススメです。ほんと楽しい!
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大山祇神社の奥の院へ通じる『生樹の御門』たんこぶ事件で、メラメラと燃やした先輩への殺意を明日の石鎚山まで持っていかずとも、乗船中にほんのちょっと背中を押せば来島海峡の藻屑となっていただけたのになぁ・・・と、船を下りてから気づいた。
うっかり殺意も忘れるくらいに楽しい急流観潮船だった。オススメです

by ke-ko63 | 2011-08-04 23:25 | お遍路に行きたい | Comments(0)  

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