お礼参り遍路19 握手会はやってません

奥の院のお参りもおさめ、最後の最後ほんとに最後の御朱印をいただきに納経センターへ…。
そう、納経センター。
四国のお寺では納経所に人がいないこともしばしで、そんなときはインタホンを押して「お願いしまーす」と声をかけて、そして来ていただく。ぽつりぽつりとやってくるおへんろの隙間に他の御用をなさっていらっしゃるのだ。
が、さすがは奥の院。御朱印を求めてやってくる人の数に対応するにはもう『納経センター』よろしく係の方が何人もスタンバって「はいはいどうぞこちらへ…」てな態勢なのだ。
なんだかサイン会場みたい。

実は、金剛峯寺で御朱印を頂いた時、「金剛峯寺で御朱印もらったらもう奥の院ではもらう必要ないからね。もらわなくてもいいからね」と言われた。
そうなん?そういうもんなん?って思ってたけど、奥の院に来てみたらやっぱり納経所があるし、場所があるっつーことは御朱印いただけるっつーことでしょ?てことでやっぱり奥の院でも頂いた。
金剛峯寺の方が「奥の院のはもらわなくていい」と言った理由はなんだろ?御利益同じやからお金もったいないやろ?ってこと?それとも金剛峯寺VS奥の院みたいなのがあるのか?

結願して、お礼参りの最後の最後になっても結局そんな下世話なことを考えながら納経センターの列に並び、「どうぞ~」と呼ばれた係の方の前に進んで、納経帳を差し出す。

60代くらいのその係の方は、納経帳のページをパラパラパラ~と繰ったあと、ワタシの顔を見上げて「満願ですね。ご苦労様でした。」とにっこり笑っておっしゃった。


予測しない労いのお言葉が、無防備だったワタシのココロを鷲掴みにした。
(泣いてまうやろ~っ!)だ。
まさかのまさかだ。高野山へ登ってからずっとお大師っさんとの距離感を感じていたワタシに、最後の最後にこんなご褒美をくださったお大師っさん。
「満願ですね。ご苦労様でした。」その一言でスゥ~っとカラダから力が抜けていった。救われたような心地だった。

「はいっ、ありがとうございました。」
今、目の前で御朱印を書いてくださってる係の人を通して、お大師っさんにも四国のお寺にも出会った人々にも、風や鳥や花や、おいしーもんやたくさんのさまざまなことに感謝する。

あらためて『同行二人』という言葉をかみしめる。やっぱりね、お大師っさんはいつも一緒にいてくださるんだと。
ちょっとツンデレやけどね。
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             ※左:金剛峯寺の御朱印 右:奥の院の御朱印
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by ke-ko63 | 2013-04-25 04:07 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(4)  

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Commented by mikeblog at 2013-04-27 21:48
行かないともらえません。立派な御朱印ですね。
はりさん ご苦労様でした。
Commented by ke-ko63 at 2013-04-29 16:30
>ミケさん
行かなくてももらえたり・・・とゆーか御朱印が全部揃った納経帳は高値で取引されるから盗難にはくれぐれも気をつけて!と、歩き始めの頃に遍路の諸先輩方に注意されました。札所も後半になってくると肌身離さず持ってましたよ。
Commented by モモの親方 at 2013-05-02 10:50 x
おかげさまで4月30日、無事に高野山奥の院にお参りできました。

私はお軸ですので、位置決め用の下地に「高野山奥の院」と指定があり、
金剛峰寺はお参りだけでした。

「4月30日に高野山」を目標にやってきて、間に合ったのが何よりです。

宿坊に泊まりましたが、朝の勤行はめっちゃ寒かったです。




Commented by ke-ko63 at 2013-05-02 23:09
>モモの親方さん
お疲れ様でした。
お軸は、奥の院だけなんだー。だから納経帳はせめてもの金剛峯寺なのでしょうか?うーんわからん・・・。
モモちゃん、天国できっと親方のこと見守ってくれてますね。

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