小豆島遍路に行ってきました5 2番 碁石山
8:45 2番 碁石山到着。
駐車場から少し歩いて上って行くらしいことは先刻のおばさんに聞いていた。
鳥居をくぐって、細かく刻む石段をのぼるのぼる…。いや、クルマだからちょっとくらい歩かないと…とは思うけれど、石段キツイっす。
石段がピークに達するあたりで、眼下にどーんと海が広がる。
おぉ!すばらしい!石段難所があったればこその絶景だ。
あれは内海湾あたりなのか?
石段はまた少し下っていく。
読経が聞こえる。常光寺のご住職だろう。
向庵をお参りしている頃、碁石山に向かうクルマのご住職に道で会ったのだろう先刻のおばさんが「「おへんろさんがまもなく行くから早く行きなさい」とおしりを叩いておいた」と、言ってたっけ。
お堂は入口を入ると中は洞窟のようになっており、ご住職のお経がよく響く。
ご住職のお経が終わってから、お参りさせていただく。プロの前でお経を唱えるのはかなり緊張する。
住職とワタシ。岩盤がむき出しの洞窟の中で二人だけだ。
今、もし大地震が起きたらこの岩に押しつぶされてしまっても誰も助けに来ないんじゃないのか?大岩の下敷きになるの図を妄想しながらなので、お経の途中で何度も噛んだ。
意外と若いご住職と少しお話させていただいた。
歩きでなくクルマであることを話すと、少し残念な顔をされてしまった。
先人たちが遺したへんろ道を整備したりしながら次代へつないでいこうとされてるらしく、「小豆島はぜひとも歩いていただきたい。」とおっしゃった言葉が心にチクリと刺さった。
歩きだろうがクルマだろうがおへんろに変わりはない。と思っていたのは自分が歩き遍路だったとき。今の、このちょっと"ズルしてる感"はどうしても否定できない。
いたたまれなくなって「あ。でも、四国八十八ヶ所は歩いたんですよ」と、つい余計なことを言ってしまう。
自分の発した言葉でますます居心地が悪くなり、しどろもどろになっているワタシに、「山の上の波切不動さんにぜひ足を運んでください」とやさしい言葉をかけてくださったご住職にお礼を言って、そそくさとお堂を出る。
石段の途中にある鳥居から山手へ登っていくと、波切不動さんがいらっしゃるところへたどりつく。
よし!行ってみよう!
と、鳥居の方へ体を向けたとき、上の方でガサガサッと音がするので目をやると、茶色の毛が生えたカタマリが崖の上へ駆け上がるのが見えた。!
カタマリを見たワタシも固まる。
イノですよ、イノ!
浪切不動さんの回りをぐるぐる3周回ったら、願い事が叶うというのを聞いていたけれど、無理ッス。怖いッス。
ヤツは、これからワタシが目指してる方向へ駆け上がっていったんだ。んなもん、後を追うなんてこたぁできやせんぜ。
波切不動さんすんません。いのしし怖いッス。
マッハで下山。
ご住職もせっかく勧めてくださったのにスンマセン。でも、イノは怖いッス。
四国を歩いていたとき、サルは目撃したけどイノには出遭わなかった。
このあとずっとイノシシ恐怖症を引きずったまま遍路を続けることになる。
※余談ですが、ここのトイレもかなり怖いッス。
駐車場から少し歩いて上って行くらしいことは先刻のおばさんに聞いていた。
鳥居をくぐって、細かく刻む石段をのぼるのぼる…。いや、クルマだからちょっとくらい歩かないと…とは思うけれど、石段キツイっす。
石段がピークに達するあたりで、眼下にどーんと海が広がる。
おぉ!すばらしい!石段難所があったればこその絶景だ。
あれは内海湾あたりなのか?
石段はまた少し下っていく。
読経が聞こえる。常光寺のご住職だろう。
向庵をお参りしている頃、碁石山に向かうクルマのご住職に道で会ったのだろう先刻のおばさんが「「おへんろさんがまもなく行くから早く行きなさい」とおしりを叩いておいた」と、言ってたっけ。
お堂は入口を入ると中は洞窟のようになっており、ご住職のお経がよく響く。
ご住職のお経が終わってから、お参りさせていただく。プロの前でお経を唱えるのはかなり緊張する。
住職とワタシ。岩盤がむき出しの洞窟の中で二人だけだ。
今、もし大地震が起きたらこの岩に押しつぶされてしまっても誰も助けに来ないんじゃないのか?大岩の下敷きになるの図を妄想しながらなので、お経の途中で何度も噛んだ。
意外と若いご住職と少しお話させていただいた。
歩きでなくクルマであることを話すと、少し残念な顔をされてしまった。
先人たちが遺したへんろ道を整備したりしながら次代へつないでいこうとされてるらしく、「小豆島はぜひとも歩いていただきたい。」とおっしゃった言葉が心にチクリと刺さった。
歩きだろうがクルマだろうがおへんろに変わりはない。と思っていたのは自分が歩き遍路だったとき。今の、このちょっと"ズルしてる感"はどうしても否定できない。
いたたまれなくなって「あ。でも、四国八十八ヶ所は歩いたんですよ」と、つい余計なことを言ってしまう。
自分の発した言葉でますます居心地が悪くなり、しどろもどろになっているワタシに、「山の上の波切不動さんにぜひ足を運んでください」とやさしい言葉をかけてくださったご住職にお礼を言って、そそくさとお堂を出る。
石段の途中にある鳥居から山手へ登っていくと、波切不動さんがいらっしゃるところへたどりつく。
よし!行ってみよう!
と、鳥居の方へ体を向けたとき、上の方でガサガサッと音がするので目をやると、茶色の毛が生えたカタマリが崖の上へ駆け上がるのが見えた。!
カタマリを見たワタシも固まる。
イノですよ、イノ!
浪切不動さんの回りをぐるぐる3周回ったら、願い事が叶うというのを聞いていたけれど、無理ッス。怖いッス。
ヤツは、これからワタシが目指してる方向へ駆け上がっていったんだ。んなもん、後を追うなんてこたぁできやせんぜ。
波切不動さんすんません。いのしし怖いッス。
マッハで下山。
ご住職もせっかく勧めてくださったのにスンマセン。でも、イノは怖いッス。
四国を歩いていたとき、サルは目撃したけどイノには出遭わなかった。
このあとずっとイノシシ恐怖症を引きずったまま遍路を続けることになる。
※余談ですが、ここのトイレもかなり怖いッス。
by ke-ko63 | 2013-11-17 03:15 | お遍路に行きたい | Comments(6)
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mikeblog at 2013-11-20 00:25
イノシシは普通にそこらにいるらしいですね。だから「熊出没注意」でなかったら「イノシシ注意」くらいです。公園でもいるらしいですね。大きいのはかなり怖いらしいですよ。でも日中は人間のほうが優先ですからイノシシは寝惚けていたのかも。用心に越したことはないです。猪突猛進ですもんね。
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jh5swz at 2013-11-20 17:23
小豆島お遍路、巡拝したことがないので
楽しみに読ませてもらっています。
楽しみに読ませてもらっています。
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ke-ko63 at 2013-11-21 18:52
>ミケさん
クマに遭遇したらやっぱり死んだふりなのかなぁ。
だとしたら、命がけで死んだふりしないとね。難しいねぇ…。
イノは、なんやわからんと突進してくるらしいから死んだふりもきかないだろうなぁ…
クマに遭遇したらやっぱり死んだふりなのかなぁ。
だとしたら、命がけで死んだふりしないとね。難しいねぇ…。
イノは、なんやわからんと突進してくるらしいから死んだふりもきかないだろうなぁ…
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ke-ko63 at 2013-11-21 18:52
クルマだろうがアルキだろうが問題じゃございません。
「お寺」へ行ってみることが第一歩?
「お寺」へ行ってみることが第一歩?
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ke-ko63 at 2013-11-22 13:07