おはぎのおもいで

お彼岸です。
今年もおはぎ作りました。
e0008223_13085324.jpg
モノは同じでいても春はぼたもち、秋はおはぎというのがほんとうだそうですが、ウチでは子供の頃から年間通じて"おはぎ"と呼んでいました。

お彼岸になるといつも母は作ってくれました。
サイズが大きくて2つも食べるとお腹いっぱいになるけれど、それでも妹と競って食べていました。

母の作るおはぎはレシピがありません。
いつも横で見ているワタシに「甘さはこれくらいやで」とか「豆の硬さはこんな感じ」と、舌におぼえさせるものでした。
おはぎだけじゃなくて、すべての料理がそうでした。

いくら真似てみても、どうしても母の味にはおよばない。なにかちょっと違う…と思いながらも今年もおはぎを作りました。
母が作るより少し小ぶりですが、どうしても何かが違う。母の作るあの甘くてやさしいおはぎにはならない。

お彼岸の中日。
あったかい春の陽射しに誘われてぶらぶらしていると、満開の河津桜をみつけました。
あ!そうだった、母が退院した2年前のこの時期、散歩していてこの桜を見つけて二人で写真を撮ったんだった。母がたいそう喜んで写真におさまったんだった。
「退院できてよかったねー、まさかの花見やねー」とふたりで見上げた桜でした。
その母はもういません。
e0008223_13090977.jpg

3月5日に母は亡くなりました。

頭が良くて器用で料理が上手でオチャメで賢い人でした。
そして、いつもワタシと妹の味方でいてくれる母でした。

母にもおはぎをお供えしました。
「ちょっと甘みが足らんかな?いや、甘さ控えめでえぇな」って言ってくれてるかもしれません。

-生前賜りましたご厚情に、故人になり代わりまして厚く御礼申し上げます-

[PR]

by ke-ko63 | 2015-03-21 13:18 | さみしーもん | Trackback | Comments(6)  

トラックバックURL : https://harikiriq.exblog.jp/tb/22894954
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by へんろねこ at 2015-03-21 21:13 x
初めてコメントさせて頂きます。
数年前からずっと読ませておりました。
更新が無いのでとても心配しておりましたが…
私も一昨年大変苦労かけた母を亡くしました。
介護生活は はりQさんほど長くはなかったのですが
文面から覗える限り色々な面でとても
はりQさんのお母様ととても似通っていて
涙が禁じえません。
こんな事は初めてです。
これから心身ともに癒されるのには時間がかかると思いますが
じっくりお母様のご冥福を祈りつつ
これまでの介護のお疲れを残さないようご自愛ください。
ご冥福をお祈りいたします。
合掌
心からお祈り申し上げます。


Commented by mikeblog at 2015-03-21 23:46
お彼岸の中日です。
お母様がお亡くなりになられたと聞いて何と言ったらいいかわかりません。はりさんを通じて仲良くさせていただいていると勝手に思っていたのに、とても寂しいです。大切な人がみんな亡くなってしまうのですよね。
お母様は最後まで娘さんの手厚い介護を受けてきっとありがとうと感謝されていると思います。私からもほんとにありがとうね。ご冥福を心からお祈り申し上げます。
はりさん、元気出せ! 負けてたまるか! です。
Commented by jh5swz at 2015-03-22 08:18
ke-koさん、
 えつ!!!
 ご冥福をお祈り致します。
 合掌・・・

 去年のお彼岸の黒豆おはぎの記事を思い出します。
Commented by 湖山です at 2015-03-23 09:17 x
ご冥福をお祈り申し上げます。

南無大師遍照金剛
Commented by まねきねこ at 2015-03-27 16:20 x
お母さんのお世話、お疲れ様でした。

お力を落とされませぬように・・
Commented by ke-ko63 at 2015-04-02 21:10
>コメントをくださった皆様へ
あたたかいメッセージをありがとうございます。
ほんとうは、おひとりおひとりにお返事をさしあげるべきなのですが、何度も書きかけたのですが、どうしても最後まで書くことができません。ごめんなさい。
日々の忙しさに悲しんでいる暇がなかった時も過ぎ、これから落ち着いてくるといるはずの母の不在というものの大きさを、しみじみと感じるのかもしれません。
皆様、コメントありがとうございます。お心遣いありがとうございます。

<< さくらさくら… 新春バス遍路 8 >>