泉涌寺七福神 vol.3 運命の再会

泉涌寺の大門を下って右手の赤い欄干の橋を渡ると、恵比須神のいらっしゃる今熊野観音寺。
海運守護と商業繁栄の神さんだ。
恵比須神なんてーとちょっとすました感じがする。やっぱり、"えべっさん"と呼んだほうがしっくりくるなぁ。大阪人限定の馴れ馴れしさと言った人がいたけれど、神さんであろうと親しみを込めてそう呼ぶのだ。

境内へと続く階段のところに『枕カバー進呈』ののぼりが…
説明を読むと、昔、ひどい頭痛持ちだった後白河法皇が熱心にお参りすると頭痛がおさまったという故事から頭痛封じのご祈祷済み枕カバーを販売しているということだった。
『枕カバー』プレゼントキャンペーン期間中と思い、内心「ラッキー♪」とほくそ笑んだ自分。
熱狂的な熊野信仰者だったという後白河法皇は、実際に熊野詣に何十回も行ってたようで、毎回それに付き添わされた藤原定家が「えぇかげんワシかなんわ。いっこもえぇモンも食べさしてくれへんし、足だるいし、しんどいし、腹は下しっぱなしやし、ワシいい加減えぇ迷惑やねん」とグチたらたらの日記が熊野本宮近くの道の駅に展示してあったのを思い出した。
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階段を上がると、なんとそこには子供らに囲まれて慈愛に満ちたお顔のお大師さんが!
『子護弘法大師』とあり、子供の成長や学業成就、身体健康や交通安全などを祈願される方が多いのだとか…。
お大師さんの像の周りには四国八十八ヶ所の砂が敷き詰められており、"南無大師遍照金剛"と唱えながらぐるりを回るとご利益があるという説明どおり、即、実行する。
「お大師さん。去年の9月以来すっかりご無沙汰してしもてすんません。今年はきっとまた四国へ伺いますので、それまでどうぞよろしく見守ってやってください」
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境内には本堂と、そして大師堂が。納札箱を見たときには、懐かしいキモチが一気に膨れ上がってきた。お大師さんとの再会にひとり酔いしれながら、五智水(弘法大師が熊野権現のお告げを受け、錫杖で岩根をコツンとやると霊水が湧き出し、今も枯れることがないのだそーです)もガブガブいただいた。「運命や、これ運命やわ。呼んではるんやわ。行かな…」と。

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えべっさんに会いにきたのを忘れるところだった。
ちぃこい観音開きのいれもんにえびす顔のえべっさんがちんまり座っていた。隣には、さっきほど悪そうでない大黒さんも…
ここ、今熊野観音寺は弘法大師が開祖だということ、そしてここが西国三十三ヶ所の十五番札所であることをあとで知ったのだった。
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by ke-ko63 | 2008-01-11 23:29 | しゃーわせーなもん | Trackback | Comments(0)  

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