玉が峠で這いつくばる -第2回お遍路行11-

昨夜に続き今朝もテレビに映し出される五輪選手の活躍とは裏腹に、食堂では宿泊客はお互いの会話もなくただただ目の前のごはんを口に運ぶ。2日目ともなるとそんな空気にも少し慣れ、さっさと食べ終えて部屋へ戻って荷物の整理(^^;)。
チェックアウト時におかみさんに今日のコースを相談する。
舗装道路を行くか、峠を越えていくかの2択で先人の情報によると峠越えの景色がすばらしいということだったが昨日の焼山寺越えで山道はちょっとねぇ・・・と迷っていた。
「玉が峠コースは、すこぉし急なのぼりがあるけれど舗装道路コースよりも4キロほどオトク♪」 というおかみさんのアドバイスで峠越えコースに決めた。

玄関先で、ご主人とおかみさんに見送られて出発。下の道へと続く階段を下りきったところで振り返って手を振るともうそこにはお2人の姿はなかった。(は、はやっ。)

e0008223_2131275.jpg今朝もいい天気。上りの舗装道路を歩きながら今日の一曲目を歌いだす。歩くリズムに丁度あうのが"とんぼのうた"。♪とんぼのめがねはみずいろめがね あーおいおそらをとんだから〜 とーんだーかーら〜♪たしか2番や3番もあったと思うけれど、1番のみのエンドレス再生。朝からきれいな青空に赤とんぼの群舞…。「シアワセだなぁ〜。」と若大将っぽく言ってみる。

ずんずん歩いていくと左手にお遍路マーク。そこには"いっぷく場"と書かれてあった。
いっぷくするには中途半端な…と思いつつ、ここでフンドシ締めなおさねば峠は越えられぬということか?とも思ったけれど、いっぷくせずに山道へ入った。

なかなかの急坂。てなもんやない!もう岩肌にへばりつくようにして登る。噴き出してくる汗をぬぐう余裕もない。「焼山寺の最後の急な登りは"お大師さんに試されている"と思って登りなさい」と聞いていたが、玉が峠でも試されるとは、よほど疑り深いお大師さんだ。
"なべいわ荘"のおかみさんは「ちょっと急なのぼりだけれど」って言ってたけれど、"ちょっと"の規格がこれですかい?

なるほど、あそこでいっぷくしてフンドシも締めなおしておくべきだった。と後悔しても遅かりし…。その後も杖にすがって、時には地面を這うように登っていくうちにやっと舗装道路へ出た。
お堂を背にして、ここでいっぷく。ふぅ。
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by ke-ko63 | 2008-08-28 21:32 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(4)  

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Commented by Nabe at 2008-08-29 00:28 x
下りは、わてと同じルートを行かれたんどすな。
そのしんどさが手に取るようにわかりますワ。
けど、ホンマに情景描写がおじょーずどすなぁ。

・・・って褒めたらまた木ぃ登ってまっか?
ほらほらアブナイでんがな。はよ降りなはれ。
なんやったら今度は突き落としたげてもよろしいデ。( ̄ー+ ̄)ニヤリ

焼山寺の水場はわてが思てたんとおんなじやつやったんどすナ。
けど、枯れとったみたいで残念でございます。

それとスンマセン。
わてのブログでコメントいただいたみたいなんですが、なんかバグってるみたいで表示されへんのどすワ。

いまブログのサーバーに問い合わせて、返答待ち中でございます。
また読めたらお返事させていただきますので、ハイ。スンマヘン。



Commented by mikeblog at 2008-08-29 10:15
いつもながらはりさんの難儀ぶりに大笑いの私です。健康的な笑いですねー。ありがとさん。で難儀な峠を降りたら今夜のお宿でお風呂にポッチャーンと入って生き返ってください。お遍路さんも山登りだということが判りました。  何回も生き返る湯船の遍路かな
Commented by はりQ at 2008-08-29 12:39 x
>Nabeさん
焼山寺の水場は枯れてはなかったけれど、出てもいなかったのです。でもたまった水があったからためらうことなくおいしくいただきました。ガンジス川の水もノドが乾いていればおいしくいただくかもしれません。

そーなんです。たしかに書き込んだのになー って思ってました。なまえだけ残っててなんだかイタズラしたみたいだなーって。
サーバーに問い合わせていただくほどの内容でないのでかえっておはずかしい・・・ポッ
Commented by はりQ at 2008-08-29 12:47 x
>ミケさん
そーなんです。四国四県のうちお遍路スタートの徳島県は"発心"の道場とされちょります。(高知…>修行の道場、愛媛…>菩提の道場、香川…>涅槃の道場だそーです)
お大師さんに「ほんまにおまえは88ヶ所回る気ぃあるんか?それは本心か?」と日に何度も試されております。そのたびに「ほんまですってー!」って返事しながら歩いておりました。
ここ「なべいわ荘」の檜ジャグジーはほんとに気持ちがよかった。でも翌日は・・・。早々毎日きもちよくお風呂に入れるとは限らんのですな。これも修行なのです。くすん…(TT)

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