恩山寺で歌姫に会う -第2回お遍路行25-

e0008223_19553014.jpg本日最初のお寺『恩山寺』へ向かう。はずが宿の前の坂道を下り「立江寺→」の標識を見てあわててもと来た道を引き返す。ふたたび宿の前をこそーっと歩いていたが、さっき「オハヨーございまーす」とあいさつした工事のおっちゃんと目があってしまう。
「へへへ。恩山寺ってこっちですよねー」とお愛想にたずねると「わしは行ったことがないが」と前置きした上でまっすぐ行き、赤い橋を渡り二股の道の右を歩けと教わる。


e0008223_1956547.jpgおっちゃんの言ったとおり、赤い橋があり、そこにびらんじゅの木があった。"びらんじゅは暖地に自生する常緑の高木で樹皮は灰褐色であるが、時ならず鱗片となってはげおちるため「バクチノキ」の別名をもつ。"ほほぅ。バクチでみぐるみはがれるってことですな。お大師さんお手植えなのだそうだ。
ふぅ~ん。と感心しつつ舗装された道をまっすぐ歩く。右手前方に古ぼけた山門を発見。山門へ続く道を振り返ると...見落としてるやん二股の分岐点!
慌ててまた戻って、細い遍路道(へんろステッカーがあった)を歩いて山門正面へ到着。
アサイチにお参りするからまだしも、夕暮れ間近にこの山門を仰ぎ見るとちょっと怖いかも。山門左右にでろーんと巨大ぞうりがぶら下がっており、山門自体もちょっと傾いているようで、絢爛豪華全面改装リニューアルオープン!みたいなお寺もちょっとアレですけれど、ここまでうらぶれてる山門もナンですなぁ…。

山門をくぐって本堂へ…。
本堂では、たいそうよく通る声で般若心経を唱えるジョシ遍路が先におまいりされており、ちょっと近寄りがたい雰囲気だったので遠慮してしばらく脇に控えていたが、般若心経がすむと次の経文が始まった。とてもいい声なのだけれどいつまでも続くジョシのお経は、なかなかマイクが回ってこないカラオケボックスな気分で、マイクを奪うことはしないけれど「ちょっとごめんなさい」と小さい声で断ってから脇でおまいりをさせてもらった。
タイミングの悪いワタシは、大師堂でもジョシとバッティングしてしまい、さすがにここではジョシのフルコーラスを堪能した上でおまいりをさせていただいた。

納経を済ませ隅のベンチに行くと先ほどのディーヴァがくつろいでいたので「こんにちは」と声をかけてみた。が、そのあとが続かずなんとなく黙ってしまい気まずくなったので「じゃお先に」と先に立った。

ここから立江寺への道を遍路地図で見ると山の中の遍路道を歩くようになっている。が、それに気づいたのはまたもや宿の前まで下ってきたあたりだ。さっきの工事のおっちゃんは忙しく働いているので「おかげさまでおまいりできましたー」と報告してまた元の道へ引き返す。
先ほどのジョシがこちらへ向かって下ってくるので「立江寺に行かれるんでしょ?地図では山の中を歩くようなんだけれど…」と声をかけると、途中まで行きかけたがうっそうとした道でへびとか出そうなのでこっちの道から行きます。と言ってすたすたと下りていった。
(なーんか絡みにくいなぁ…。つか、絡まんかてえぇんやろうけど、もちょっとこうアイソようしたらえぇのになぁ…)と勝手なことを思いつつ10mほど離れて歩いていたが、ジョシはかなりヘビーな荷物を背負い手にもかばんをぶら下げているようで追いついてしまった。
"しばらくご一緒させてください"てな雰囲気でもなかったので(何か確固たる信念を持って歩いておられるご様子だったので、くっちゃべりながら歩く掛け連れは歓迎しませんてなオーラが出ておりました)お先に…と言って追い越した。

----------▼お遍路さんにナツくワケに関する考察▼------------------------------------------
くっちゃべりたいワケじゃないんだけれど、なんでしょーかねー。
せっかくここで出会ったのも何かのご縁でしょうかねぇ…みたいなフレンドリーなコミュニケーションを求めていただけなんですよ。
お遍路していて同じ体験を共有したことを喜んだり称えたりしたいなぁって思ってるだけなんですよ。
夏遍路で歩いている人を見つけるのがめったにないだけに、同じお遍路さんを見かけると「ウレシーッ!」と思うのはワタシだけなんでしょうかねぇ…
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by ke-ko63 | 2008-09-17 13:58 | お遍路に行きたい | Trackback | Comments(4)  

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Commented by mikeblog at 2008-09-17 22:19
うーん、同行二人!って思うんでしょうね。でもずっと一緒でも困るしー、山登りでもゼーゼーなのに気を使う連れができてもヘバるだけだから、やはりご挨拶くらいであとはマイペースがいいですね。
Commented by コイケダ at 2008-09-17 22:47 x
はりさん江
うむ、微妙にわかる。多分。
なつく側の論理も避ける側の論理も。

しかし、独断と偏見によって半ケツ、じゃなかった判決!
いろいろあっただろうが歌姫よ、そのオーラは後々後悔のもとになるであろう!

ってかさ、アタシはできれば掛け連れしたくないタイプなんですけど、<袖触り合うも他生の縁、主義なのです。
なつきたいオーラを遮断するのは、やや了見が狭いかもしれんよ。

はりQオーラがすんげえ濃かったら知らんけどね(笑)

ではまた。
Commented by はりQ at 2008-09-18 11:32 x
>ミケさん
お大師さんとはいつも一緒なのですでに二人連れなのですが、くっつきすぎるのもうっとおしいし、さりとてしらーんぷりされるとさみしくなっちゃったりして・・・わがままですな。
Commented by はりQ at 2008-09-18 11:38 x
>コイケダねーさん
山登りでべったりなついてきたマダムいは閉口していたワタシ。
勝手なもんですなぁ・・・。まだまだ修行が足りませぬ。
かなーりな荷物を持って歩いているジョシは歩行も遅々としておったし、ワタシの相手なんぞする余裕がなかったのやもしれませぬ。

ワタシのオーラがみえるかどーかはわかりませんが、妙なもんが見えたら教えてたも。

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